田んぼや雑木林が広がり、里山の風景が残る相模原市緑区川尻の城北穴川地区で22日、豊かな自然を満喫できるイベント「城北里山まつり」が行われた。住民が手入れを続けてきたアジサイが見頃を迎え、ホタルの観賞会も開かれた。住民らでつくる実行委員会(大用武委員長)の主催。
周辺は県の里山保全モデル地区に認定され、地域住民が保全活動を続けてきた。イベントは地域の魅力を伝えようと年に一度開かれ、今年で20回目となる。
約1キロの遊歩道には白や紫などのアジサイ約1700株が植えられている。会場では、トマトやインゲンなどの地場野菜、梅ジュースなどの特産品、軽食が販売された。周辺の森で集めた木の実や花を使った工作体験コーナーも人気を集めていた。
家族4人で会場を訪れた清水豪さん(45)=同市南区=は「都市部に近い場所に豊かな自然が残っていて驚いた。また訪れたい」と話していた。
夜には、会場そばでホタルの観賞会が開かれた。