「津軽との不思議な縁感じる」/女優・榊原るみさん弘前に/曽祖父ゆかりの地を巡る

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弘前教会を訪れ笑顔を見せる榊原さん

 映画「男はつらいよ 奮闘篇(へん)」やテレビドラマ「帰ってきたウルトラマン」のヒロイン役などで知られる女優の榊原るみさん(68)が22日、自身のルーツを訪ねて青森県弘前市を訪問。曽祖父と縁がある弘前教会などを見学し、津軽の地との縁に思いをはせた。

 榊原さんの母方の曽祖父山田寅之助(1861~1928)は弘前市蔵主町出身で藩士の出。東奥義塾でジョン・イングと本多庸一の教えを受け、青山学院神学部の教授を長く務めた。山田の妹の高谷とく(1868~1930)は、弘前教会で婦人活動の先頭に立ち、同教会を母体として設立された弘前学院に物心両面で多大な貢献をした。

 榊原さんは、夫で「マリリンに逢いたい」(1988年)などの作品がある映画監督のすずきじゅんいちさん(67)と共に教会を来訪。村岡博史牧師から「2人とも、明治の新しい時代が始まったころ、大きな働きをした方々です」などと説明を受け、大きくうなずいていた。

 榊原さんは「私がここに来て、ご先祖さまはびっくりしていると思う。『やっと来たのか』と言っているかも」と笑顔を見せた。

 この後、2人は同市銅屋町の最勝院にある高谷とくの墓にも足を延ばし、先祖のみ霊を弔った。

 榊原さんが出演した「男はつらいよ 奮闘篇」(1971年)は、寅さんシリーズ49作(特別篇1作含む)の中で唯一、弘前など津軽がロケ地となり、往時の弘前駅や、岩木山なども映し込まれている作品。榊原さんは鯵ケ沢町出身の少女花子役を演じ、ロケで同町を訪れたことでも津軽とのゆかりがある。

 榊原さんは、「寅之助」「寅次郎」の“寅つながり”に加え、最勝院が自身の卯(う)年の一代様(いちだいさま)(自分の生まれ年の干支(えと)の守本尊(まもりほんぞん)を祭る代表的な寺社に対する津軽独特の信仰)であることを知って驚き、「津軽との不思議なご縁を感じる。今度はもっとゆっくり、家族も一緒に来てみたいです」と話した。