「世界に羽ばたく人材に」ジュニアドクター育成塾開講

ジュニアドクター育成塾に参加する児童ら=長崎市、長崎大

 未来の科学者を育成する長崎大の「ジュニアドクター育成塾」の開講式が22日、長崎市文教町の同大であった。
 小学5年~中学3年を対象に、2017年度から毎年実施している。知識と技能を学ぶ基礎コースには数学、理科、情報(ものづくり含む)の3コースがあり、選抜された約35人が参加。来年2月まで毎月1、2回、長崎大の教員の講義を受ける。基礎コースを終えた人がより高度な知識と実験技術を学ぶマスターコースもあり、約20人が受講する。
 開講式で長崎大の中村典生・地域教育総合支援センター長は「世界に羽ばたく人材になってほしい。自分から大事なものを吸収していく気持ちを持って、塾に臨んで」と呼び掛けた。
 基礎コースの理科を受講する島原市立第五小5年の木下美礼さん(11)は「生物が好き。自分が今まで疑問に思っていたことをしっかり調べたい」と話した。

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