新日見トンネル貫通 2020年度の開通後4車線に

新日見トンネル貫通を祝い万歳三唱をする瀬川議長(中央)ら=長崎市芒塚町

 長崎市中心部と東長崎地区を結ぶ国道34号(日見バイパス)の新日見トンネル(下り線、長さ約1キロ)の貫通式が22日、同市芒塚町の現場であった。同バイパスで唯一残っている2車線区間。2020年度の開通後は、供用中の部分と合わせて4車線になる。
 日見バイパスは馬町-田中町の7.1キロ。このうち今回の事業区間(本河内4丁目-芒塚町の1.6キロ)はほとんどが対面交通のまま。国土交通省長崎河川国道事務所によると、通勤時間帯の混雑が慢性化し、既存トンネルの入り口付近で事故が多発。4車線化は、人口や事業所が増えている東長崎地区の利便性向上にもつながる。新しいトンネルは2017年12月に着工、事業費は約50億円。
 トンネル内であった貫通式には議員や自治会関係者ら約70人が出席。田上富久市長らがボタンを押すと、発破音とともに遮断幕が落ち、外の光が会場に差し込んだ。瀬川光之県議会議長の音頭で万歳三唱した。

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