FIFA2019フランス女子ワールドカップ決勝トーナメントが22日に行われ、グループB1位ドイツがグループA3位ナイジェリアと対戦。またグループA2位ノルウェーがグループC2位オーストラリアとの一戦を迎えた。
序盤はナイジェリアがファーストシュートを放つなど拮抗して展開となった同カードは、時間が進むにつれドイツが試合巧者ぶりを発揮する。20分、左サイドからのCKを獲得すると、リナ・マグールが右足でクロスを供給。ゴール中央で待っていた主将アレクサンドラ・ポップが頭で合わせ、ドイツが先制点を奪取する。さらにドイツはPKで追加点を挙げると、82分に相手のミスを見逃さなかったリア・シューラーがダメ押し弾を決めて勝負あり。3-0と快勝したドイツがベスト8進出を果たした。
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共にグループステージを2位で突破したノルウェーとオーストラリアの対決は、実力伯仲の熱戦となる。31分にディフェンスラインの背後にスルーパスが送られると、抜け出したイザベル・ヘルロフセンがGKと一対一に。ヘルロフセンが右足で冷静に流し込み、ノルウェーが貴重な先制弾を挙げる。このままノルウェーのリードで試合が終わるかに見えた83分、オーストラリアのエリーズ・ケロンド・ナイトが右サイドからのCKを蹴ると、インスイングのボールは誰も触れずゴールに吸い込まれ、オーストラリアが土壇場で同点に追いつく。
延長戦でも勝敗がつかなかった試合は、今大会初のPK戦に突入する。後攻のオーストラリアが2人連続で失敗すると、ノルウェーは4人目まで確実にネットを揺らして決着。PK戦までもつれ込んだ激闘は、ダークホースのノルウェーが制した。
