<ベガルタ>ピッチサイド/関口の危機感

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 33歳の関口は危機感を隠さない。先発に復帰して2連勝を支えているにもかかわらずだ。「(リーグ戦13位は)安心できる順位でもない。どんな内容でも結果を求めて90分間戦わないと後悔するシーズンになる」と強調する。

 2連勝中の奮闘には目を見張るものがあった。ゴール前に切り込む持ち味の攻撃だけでなく守備でも貢献。前節の松本戦では左サイド際の高い位置を取り、相対した元日本代表の田中隼磨の動きを封じた。渡辺監督も「忠実にポジションを取ってくれる」と高く評価するフル回転だった。

 苦い思い出がある。2004年、当時J2に降格したばかりの仙台に加入したが、チームは昇格失敗を繰り返した。6季目でようやくJ1復帰を勝ち取り、チームは国内最高峰の舞台で10季戦い続けている。「せっかくJ1に定着している。J2ではもう一度やり直しになるので、チームとして踏ん張りたいと思う」

 仙台は23日に第16節のFC東京戦を迎え、リーグ前半戦の折り返しが間近。「勝てなかったら降格が見えてくる。確実に勝ち点を取りたい」。チームの先行きを案じる厳しい言葉は、若手の面倒をよく見る先輩としての責任感が表れたものだろう。 (原口靖志)