VARは試合を決める!?大舞台で脅威を目の当たりに!

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VARの導入が世界各地で進んでいる。もちろん日本でも議論されている。そのVARだが、現在開催中のコパ・アメリカや女子W杯でその威力を見せつけている。

サッカーのレフェリングにおいて、今後大きな影響を与えるであろうビデオアシスタントレフェリー(VAR)。今シーズンのJリーグにおいても、大きな誤審があったことで導入の議論が加速している。そんなVARだが、本来の「審判のジャッジを助ける」「曖昧なジャッジを明確にする」という目的以上に、試合を決定付ける威力を持っていることが明らかになってきている。

見なれてきたVARのジェスチャー

VARでイエローカードがレッドカードに訂正される悲劇!

コパ・アメリカのウルグアイ-エクアドルの一戦で起きた悲劇だ。エクアドルのホセ・キンテーロは相手選手にひじ打ちを入れてしまう。このプレーにイエローカードが提示されたが、その後VARにより見直された結果、レッドカードに訂正された。

王者ブラジルが2度もVARにゴールを阻まれる!

こちらもコパ・アメリカ。ブラジル-ベネズエラの一戦で60分のジェズス、86分のコウチーニョのゴールが、VARによりオフサイドが認められノーゴール判定。1試合で2度もVARにゴールを阻まれてしまったブラジルは、スコアレスドローで試合終了の笛を迎えることになってしまった。

女子W杯ではVARがPK成功をアシスト!?

女子W杯フランス-ナイジェリアの試合では、フランスの選手が一度は外したPKが蹴り直しになり、2本目でゴールするというシーンがあった。キッカーが蹴る前にゴールキーパーが前に出ていたことをVARにより確認。しかしこのVARによる判定は、蹴り直しとなった2本目にも適用されるべきだったと指摘されている。フランスの選手が、キッカーが蹴る前にペナルティエリアに侵入したように見えるからだ。だが、結果的にVARが発動することはなかった。

VARの前では抗議も無力?

VARは選手にとって脅威なのか!?

ここ最近の国際大会で見られたVARの事例を紹介した。VARの脅威をお分かりいただけただろうか。今回挙げたシーンだけではない。同じコパ・アメリカでは日本代表も、グループリーグ第2戦ウルグアイ戦でVARからPKを取られ同点ゴールを許した。また、ヨーロッパチャンピオンズリーグではマンチェスター・シティが準決勝進出を逃し、U-20W杯では日本代表が準決勝進出を阻まれた。

VARはサッカーというゲームの展開や結果に大きく影響を与えるのは間違いない。ただし忘れてはならないのは、VARを正しく利用すれば公正なジャッジを可能にするたということ。これも間違いないだろう。