トーレスや吉田麻也が着用!ミズノの新スパイク『レビュラ3』を履いてみた

Mizunoの新スパイク『レビュラ 3』が6月14日に発売された。

2017年7月にデビューした「レビュラ」は、“決定的なプレーを生み出すためのシューズ”をコンセプトに、スピードとボールタッチの機能を追求したモデル。

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3代目となる『レビュラ 3』はそこをさらに突き詰め、360度行きたい方向へ、シリーズ史上最速のスピードで動けるよう、良いところは残しつつ全面的に改良を施している。

重量も、シリーズ史上最軽量となる片足約215g(※27.0cm)。相手との競り合いの中で、1cmでも速い到達をサポートするという覚悟が感じられる仕上がりとなっている。

そんな『レビュラ 3』の試履会が6月に開催。実際に履いてボールを蹴り、ゲームをする中で感じた今作のポイントは、この2つだ!

ソールが超高性能!

ベースとなった前モデル「バサラ」から言えることだが、「レビュラ」はやはりソールが素晴らしい。

『レビュラ 3』では『レビュラ 2』からさらに構造が練り上げられており、方向転換時に最も力がかかる母趾球部のスタッド周りに「ローテーションリブ」を採用。通常の円形スタッドと比較し、蹴りだし方向へのグリップ力を約9%大きく、逆に回転方向のグリップを約10%小さくすることで、360度スムーズな方向転換を実現している。

クイックネスの高いプレーヤーは特に“違い”を感じやすいはずだ。

捻じれるソールが高速ターンの自然な蹴りだしをサポートする「D-Flex Groove(D-フレックスグルーブ)」はもちろん健在。

また、中足部に硬い樹脂の「スタビリティスパイン」を内蔵することで、シャンク強度を高めつつ軽量化を実現している。

アッパーは高次元で“融合”!

この日の試履会で開発責任者の陳賢太氏が語っていたが、Mizunoはカンガルー皮革のアッパーに強いこだわりを持っている。

今回の『レビュラ 3』では新たな構造として「3D CTフレーム」を採用。アッパー内部に人工皮革のフレームと新メモリーフォーム材をクロスさせることで、ボール衝突時のクッション性がこれまでのモデルに比べて9%向上しているという。

着用してみると、カンガルー皮革の柔らかさと人工的なホールド感が高次元でかみ合っているといった感じ。横が若干タイトだったが、そこはカンガルーなので履いていくうちに馴染んでくれるとのことだ。

ボールタッチの素性はスペック通り高く、足にフィットしてしまえばソールの仕上がりの良さも相まって、かなりのパフォーマンスを発揮してくれそうである。

ちなみに、この『レビュラ 3』は、今シーズンでの現役引退を発表したサガン鳥栖の元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスも開発に携わったスパイクだ。

トーレスは本日行われた記者会見にて、8月23日のヴィッセル神戸戦が現役最後の試合になることを発表。

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残り少なくなった彼の現役生活を支える存在としても『レビュラ 3』は注目といえる。

最近は先発を外れることが多いトーレスだが、その中でも自慢の決定力を発揮してくれることを期待したい。

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