スイム(水泳)、バイク(自転車)、ラン(マラソン)3種目の合計タイムで競う五島長崎国際トライアスロン大会「バラモンキング」が23日、長崎県五島市の福江島一帯で開かれた。国内外から951人の“鉄人”が出場し、熱戦を繰り広げた。
2009年まで同市で開かれた「アイアンマンジャパントライアスロン五島長崎」の中止後、11年から開催して今年で9回目。総距離226.2キロのAタイプは第2回日本ウルトラロングディスタンストライアスロン選手権を兼ね、690人が15時間の制限時間内のゴールを目指した。同147.1キロのBタイプには261人が挑んだ。
1種目のスイムは午前7時に富江港(富江町)で始まり、選手たちは一斉に水しぶきを上げながら競り合った。バイクとランは起伏が激しいコース。強い海風に苦しみながらも、必死に前に進んでいた。ゴール会場の五島港公園(東浜町2丁目)では待ち構えた家族や仲間と共に、フィニッシュテープを掲げたり抱き合ったりして、完走を喜び合った。
ボランティアとして、地元の高校生や住民ら約3千人が協力。沿道で水や軽食を手渡したり、レースナンバーや名前を書いたプラカードで声援を送ったりして選手を支えた。