<ベガルタ>首位撃破、ホーム5連勝

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仙台―FC東京 後半29分、仙台・関口(中央奥)が先制のシュートを放つ(小林一成撮影)

 ユアスタ仙台で戦う仙台は首位であろうと止められない。破竹のホーム5連勝を飾った立役者は33歳の関口。FC東京の堅守をこじ開け、今季初ゴールとなる先制点を奪った。

 後半29分、ロングボールのこぼれ球をペナルティーエリア内で拾う。相手GKに対し右45度。ここ数週間、居残って何度もシュート練習した角度だ。「相手DFのタイミングさえ外せば入る」。フェイントで針の穴ほどの隙間を生み出し、右隅に流し込んだ。

 左サイドの守備でも貢献が光った。対峙(たいじ)するのは日本代表右サイドバック室屋(青森山田高-明大出)。「ワンツーではがされるのはやめようと思った」と意識し、縦への突破を許さなかった。

 活躍を支えたのは渡辺監督の鋭い読み。関口は3戦連続で先発。「守備で忠実にポジションを取り、攻撃に転じても前に出てくれる」と期待しての起用が当たった。

 ハーフタイムには相手のボランチとセンターバックの間を使うように立ち位置を修正。後半は攻勢を強め、相手を10本上回る13本のシュートを放った。終盤に石原崇とハモンロペスを投入して反撃の隙を与えない采配も効果的だった。

 リーグ戦3連勝で順位は11位に浮上。「連勝を止めずに一つでも上の順位に行きたい」と関口。首位から奪った金星で加速した勢いは、しばらく止まりそうにない。(斎藤雄一)