ホークス2年ぶり8度目の優勝、広島最下位、巨人菅野最短KO… 23日の交流戦は?

ソフトバンク・和田毅【写真:福谷佑介】

ソフトバンクは巨人との“優勝決定戦”勝利しV、菅野は自己最短1回0/3で降板

 プロ野球は23日、交流戦6試合が行われ、ソフトバンクが2年ぶり8度目の交流戦優勝を決めた。ソフトバンク、オリックス、西武、ヤクルト、DeNA、中日が勝利。10年連続14度目の交流戦勝ち越しを決めているパ・リーグの57勝45敗4分となった。

 ソフトバンクは敵地・東京ドームでの巨人戦を5-1で勝利し、2年ぶり8度目の交流戦優勝。先発の和田が5回3安打1失点の好投で651日ぶりの白星。打線は初回に4点を奪うなど、巨人のエース菅野を自己最短の1回0/3でKOした。ホークスには「交流戦優勝球団」として、日本生命保険相互会社から賞金3000万円が贈られる。

 オリックスは敵地マツダスタジアムでの広島戦を延長10回、9-3で勝利し今季初の同一カード3連勝をマークした。0-0で迎えた延長10回に大城の2点タイムリーなどで4連続長打、1イニング4三塁打が飛び出し一挙9点を奪い試合を決めた。広島は3連敗を喫し交流戦最下位が決定した。

 西武は敵地・甲子園での阪神戦を7-3で勝利し連敗を2で止めた。同点の5回に秋山が左前適時打を放ち勝ち越しに成功すると、6回は金子侑のタイムリーなど5連打で一挙5点を奪いリードを広げた。先発のドラフト1位ルーキー・松本航が5回1失点で3勝目。阪神は先発のガルシアが6回途中7失点と誤算だった。

日本ハムのドラ1吉田輝は3回5失点でプロ初黒星

 中日は本拠地ナゴヤドームでの日本ハム戦を8-4で勝利し3連勝。日本ハム先発のドラフト1位ルーキー・吉田輝にプロの洗礼を浴びせ、3回までに6安打5得点で右腕をKOすると、その後も打線は得点を重ね2桁安打となる12安打で8得点を奪い大勝。日本ハムの吉田輝はプロ初黒星を喫した。

 DeNAは本拠地・横浜スタジアムでの楽天戦に3-0で勝利した。先発のドラフト1位ルーキー・上茶谷が6回6安打無失点の好投で4勝目。打っても先制の2点タイムリーを放つなど投打で活躍した。楽天は打線が沈黙し完封負けで交流戦優勝が消滅。

 ヤクルトは本拠地・神宮でのロッテ戦に6-2で勝利し、連敗を「3」で止めた。同点の6回に奥村がスクイズを決め、これが決勝点。先発の高橋は6回5安打2失点の好投で今季初勝利を挙げた。ロッテは投手陣が計11四球を与えるなど乱調。交流戦の負け越しが決まった。(Full-Count編集部)

© 株式会社Creative2