諫早市の2018年の観光客数 過去3番目 V・ファーレン長崎のJ1効果

諫早市の観光客数と日帰り客数

 長崎県諫早市の2018年の観光客数が、この年、J1に昇格したサッカーのV・ファーレン長崎(現在はJ2)のホームゲームの観客増を追い風に、前年比7.2%増の274万3326人だったことが諫早市のまとめで分かった。合併に伴う2005年の新市発足後、過去3番目に多かった。

 諫早市商工観光課によると、日帰り客は202万2971人(前年比9.1%増)、延べ宿泊客は72万355人(同2.2%増)で、日帰り客が7割超を占めた。観光客数のうち、外国人宿泊者は延べ6059人、修学旅行宿泊客は同2715人。観光客が飲食や宿泊などに使った観光消費額は、前年比1.8%増の約111億3800万円。

 日帰り客の内訳は、諫早市のトランスコスモススタジアム長崎でのV長崎ホームゲームが、前年比約7万8千人増の20万2664人で最多。諫早公園18万9780人、のんのこ温水センター14万7005人、諫早ゆうゆうランド干拓の里14万1123人と続いた。

 一方、宿泊を伴うスポーツ大会などの主催者に対する2018年度の助成は46件、延べ宿泊者は1万1951人。いずれも合併後、過去最多。ボート練習場のある本明川下流域や昨年オープンした市第1野球場での合宿利用者が増えた。

 諫早市の観光客数は2015年の274万8938人が過去最多。

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