民俗学者の柳田國男の出身地として知られる兵庫県福崎町。
福崎町では妖怪を使った町おこしに力を入れているんですが、
ついに民間からも強力な助っ人が立ち上がり、いいえ、座りました。
高速道路のインターチェンジから数分、コンビニの前でにらみを利かせているのは一反木綿。
ベンチでおどろおどろしい顔をしていますが観光客には大人気。
福崎町にはリアルな妖怪の像と一緒に座れる「妖怪ベンチ」が合わせて14基設置されていて、町おこしに一役買っています。
「ずっと回ってきましてね、誰か友達連れてきたい。
私が一番印象に残っているのは、鬼が自撮りしてるの」
「ぎょっとするのがあって、それを写真に収められたら、人に見せたくなる」
JR福崎駅近くの温浴施設、「福ふく温泉」。
こちらにいるのは「雪女です」。
穴から顔をを出しちゃいますよね。
ここまでが町が設置した妖怪ベンチです。
その隣に福ふく温泉が独自に招き入れた新たな妖怪が。
見えますか?
そこにいるのは「愚か者には見えない透明人間」
ここにもともと喫煙所あり、その喫煙所の煙が露天風呂に入るということなんで、
ここを撤去したいけど、どうしたらいいか。
ベンチを設置しようとしたけど応募したけど、
外れたんで自分で作っちゃえって。
ここではやっぱり笑いながら皆で肩組んだりして撮っていただけるんで、
置いて良かったなと。
町の方には叱られるかもしれないんですけど勝手に作りました。
民間が初めて設置した妖怪ベンチ。
これに対し町の担当者は「いいんじゃないですか、自由に考えていただいて。各お店さんがあのように行政に頼らずに、自分たちで盛り上げて行こうっていう方向性が見えたことにむしろ喜んでます。