イギリスツーリングカー『BTCC』、2020年のシルバーストン戦でF1レイアウト採用へ

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 2020年のBTCCイギリス・ツーリングカー選手権カレンダーが早くも承認され、来季は15年ぶりとなるドニントンパークでの開幕が決定。さらにシリーズ初開催の新レイアウトのトラックも導入され、年2回となったシルバーストン戦のうち9月の1戦は、F1と同様のインターナショナル・レイアウトでの開催がアナウンスされた。

 2019年と同様、シリーズスポンサーに英国タイヤ量販店チェーンのKwik Fit(クイックフィット)を迎える2020年BTCCシーズンは、これまで長年にわたってオープニングを務めてきたブランズハッチ・インディに代わって、15年ぶりにドニントンパークでの開幕戦に変更された。

 さらに、2019年のBTCCオーガナイザー会議で合意された「複数のサーキットによる持ち回りで、1シーズン2回以上のイベント開催を実現する」との決議に従い、シルバーストンがその2イベント開催のホストとなり、新たに4月の第3戦と9月の第9戦のスロットに収まった。

 その最初のラウンドとなる第3戦はショート版の“ナショナル・レイアウト”となり、続く最終戦前となる9月の2回目では、F1と同様のインターナショナル・レイアウトを採用。シルバーストンとしても2011年改修の“ウイング・コンプレックス”完成以来、BTCCでは初の運用となる。

 これにより、2019年まで年2回開催だったスラクストンは5月の1戦のみに戻り、第5戦オールトンパークでシーズン前半戦が終了。

シルバーストンの”The Wing”完成以降、初のフルレイアウトを使用する
2019年シーズンも激戦が繰り広げられているBTCC。カローラや3シリーズに続く新型車種参戦もあるか

 約1カ月半のサマーブレイクを経てスネッタートンから後半戦に入るシーズンは、2019年までの6月開催から8月真夏の1戦に変更されたクロフト、そしてノックヒルを経てシルバーストンの初開催レイアウトへ。そして10月の最終戦は伝統のブランズハッチ、GPレイアウトで締めくくられる。

 6月16日にイギリスITV4の生放送でこのアナウンスを実施したBTCC最高経営責任者(CEO)でもあるアラン・ゴウは「この新鮮な2020年カレンダーをアナウンスできて本当にうれしく思う」と期待を込めた。

「ご覧のとおり、2020年はBTCCにとって少し異なる戦いをもたらす可能性がある、エキサイティングなカレンダー構成になった。こうしていつもどおり、我々が自信を持って早めの来季カレンダーを発表することで、イギリスのモータースポーツ界もそのスケジュールに対応した計画策定が可能になるだろう」

15年間も開幕戦の地位を守ってきたブランズハッチは第2戦。伝統のGPレイアウトによる最終戦は維持された
クロフトやスラクストンなど、サーキットを問わず多くのファンが詰めかける

■BTCCイギリス・ツーリングカー選手権2020年カレンダー

Rd. Day Circuit(Layout)

1 3月28~29日 ドニントンパーク(ナショナル)

2 4月11~12日 ブランズハッチ(インディ)

3 4月25~26日 シルバーストン(ナショナル)

4 5月16~17日 スラクストン

5 6月13~14日 オールトンパーク

6 7月25~26日 スネッタートン

7 8月15~16日 クロフト

8 8月29~30日 ノックヒル

9 9月26~27日 シルバーストン(インターナショナル)

10 10月10~11日 ブランズハッチ(グランプリ)