長崎県長崎市愛宕1丁目の市立小島小(阪久司校長、279人)の児童が22日、地域の防犯ボランティアと集団下校。児童たちを見守っている「子ども110番の家」の住民を訪ねた。
児童は毎日、学年別に集団下校しているが、学期ごとに「ふれあい集団下校」として全員で実施している。保護者や「小島小学校区子どもを守るネットワーク」(佐藤克己代表)会員、長崎署員も参加した。
PTAが委嘱した「子ども110番の家」は同校区内に35カ所あり、子どもたちが不審者に遭遇するなどして危険を感じた場合、駆け込んで保護してもらう場所。その一つ、小島小に近いバロン理容室では、6年生の竹原明尚君(11)が代表して「いつも見守ってくれてありがとう」と伝えた。
佐藤代表は「昔と比べ店が少なくなり、(死角になりやすい)民家の塀が増えた。地域の大人がより気に掛けなければならない」と話した。