ドジャースが歴史的快挙 新人3試合連続サヨナラ弾

【ロッキーズ3-6xドジャース】@ドジャー・スタジアム

ドジャースは、3対3の同点で迎えた9回表をクローザーのケンリー・ジャンセンが三者凡退に抑えると、9回裏二死一・二塁の場面でジャンセンの代打として登場したウィル・スミスが右中間への3号3ラン。デービッド・フリースの故障者リスト入りに伴ってこの日メジャー再昇格を果たしたばかりの新人捕手が、チームをサヨナラ勝利に導く一発を放ち、本拠地ドジャー・スタジアムは歓喜に包まれた。ドジャースは前々日の試合でマット・ビーティ、前日の試合でアレックス・ベルドゥーゴがサヨナラ弾を放っており、新人選手によるサヨナラ弾は3試合連続。もちろんこれはメジャーリーグ史上初の快挙となった。なお、ドジャース先発の前田健太は7回2失点の好投(防御率3.76)も、8回表にリリーフ陣が同点とされたため、勝利投手にはなれなかった。

ビーティとベルドゥーゴのサヨナラ弾で連日の劇的勝利を収めていたドジャース。新人選手による2試合連続のサヨナラ弾はメジャーリーグ史上初の快挙だったが、ドジャースはこの記録を3試合に伸ばした。「3試合連続なんて最高だね。本当にビックリだよ」と語ったのは再昇格即、劇的弾を放ったスミス。「この記録はもう二度と破られないだろうねってみんなで話していたんだ」と喜びを口にした。ナ・リーグ西部地区の首位を快走するドジャースは、この日の勝利により2位ロッキーズとのゲーム差を13に広げ、開幕79試合で54勝はロサンゼルス移転後のベスト記録。デーブ・ロバーツ監督は3試合連続のサヨナラ勝利について「最後のアウトを取られるまで諦めない姿勢が表れた結果だと思う」と語った。なお、ドジャースのロースターにはもう1人、新人野手がいる。次戦では、カイル・ガーリックがこの歴史的記録を4試合連続に伸ばせるか注目が集まりそうだ。

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