名取裕子&宅麻伸“夫妻”に孫が誕生!?「法医学教室の事件ファイル」で新展開!!

テレビ朝日系で6月23日放送のドラマスペシャル「法医学教室の事件ファイルスペシャル」(午後9:00)で主人公・二宮早紀を演じる名取裕子が、今作で息子の愛介が“授かり婚”で入籍する展開について、「これからは孫育てしながら事件を解決できたら楽しいかな。早紀は息子には厳しかったけど、お孫ちゃんには甘そう(笑)」とさらなる広がりへの期待を語った。

同ドラマは、無念のうちに亡くなってしまった事件被害者の最期の声に耳を傾ける法医学者・二宮早紀(名取裕子)と、その夫で横浜東署の刑事・一馬(宅麻伸)が衝突しながらも力を合わせて事件の謎に挑んでいく人気ドラマシリーズ。1992年の放送以来、今作が第46弾となる長寿作品として愛されているミステリー作品だ。

第2シリーズで誕生した息子・愛介が回を重ねるごとに成長。そして今回ついに、愛介(佐野和真)は早紀の研究室の助教授・伊吹南(中村静香)と“授かり婚”という新展開を迎える。その時の心境を名取は、「このシリーズは視聴者の方々と同じように年齢を重ねてきたと思っているので、皆さんと同じ目線の出来事が起きるのがとてもうれしいですね。最初、早紀はなかなか子宝に恵まれず、連続ドラマシリーズの最後で愛介が生まれたのですが、愛介が大きくなるにつれて夫婦も成長してきたと思います」と感慨深い様子。そして、「そのうち愛介が南ちゃんに逃げられちゃうなんてこともあるかもしれないし、そしたら私たちが頑張らなくちゃ! どんなことが起きても楽しそうですね(笑)」と期待を込めた。

また今回、鑑識員・河村映子役として室井滋が、管理官・宗方楓役として阿川佐和子がゲスト出演。早紀を交え3人の女性による捜査バトルも見どころとなっている。名取は室井について、「彼女は常に最初から本気! 様子見なんてまったくせず、初めから全力で役を出してくるスゴイ女優さんだなと思います」と絶賛。また、プライベートでも結婚祝いをしたという阿川に対しては、「文章は書ける、キャスターもできる、女優もやられる、嫁にもいかれる…。これではちょっと立場がありませんので、私も阿川さんに負けないように頑張りたいと思います(笑)」とジョークを交え褒め称えた。

最後に名取は「本作では、“パワハラ”や“働き方改革”など今どきの話題が事件に絡んできますが、今はとても難しい時代ですね。ベテランが若手に仕事を伝える時、きちんとコミュニケーションを取らないとパワハラになってしまうことがある。働き方改革もあって、いくら時間がかかっても納得いくまでやりたいということもダメだったりする。コンプライアンスや法令は守らなければいけませんが、やはり信じられるのは目に見えない思い…。手を伸ばしてその思いをちゃんと伝えていくのが大事なことだなと思います。早紀でいえば、事件を解決して被害者の無念を晴らしたい…そういう思いが壁を乗り越えていくというところを皆さんにお見せしていきたい。これからもこのシリーズでは、見終わった後、“明日もまた頑張ろう”“まじめに働いて生きていこう”と思えるような作品を目指していきたいなと思います」と視聴者にメッセージを送った。

© 株式会社東京ニュース通信社