私は愛煙家である。
禁煙しようとは思わない。
授業後、食事後、飲みの席で味わう。喫煙者なら誰もがわかる、あの一口目がたまらない。
そんな今日も無意識に喫煙所に行く。喫煙者たちがなんだか騒がしい。
よく見ると、ポスターがA4判で掲示されていた。
『健康増進法および条例改正でキャンパス内の喫煙所の閉鎖及び移動をします!』
え、廃止??移動??
キャンパスプラザとアリーナ前は廃止、、
いやどっちも主要喫煙所だろ!とツッコミを入れてしまったが、どちらも通路になっている箇所にあるため、仕方ないのだろうか。
喫煙者からは悲鳴と失望の声が上がっている。
そういえば渋谷の喫煙所にも7月1日から条例改正で路上喫煙には過料を科すことになったとポスター掲示されていた。
そこで、筆者友人に質問した。
「喫煙所が減ることに対してどう思うか」
喫煙者
- 生きにくい世の中だ。
- 肩身がせまい。
- 税金納めてるんだから国は補助金出して屋内設置もしくは分煙設備を備えさせてほしい。
- なんで勝手に決めたんだ?
非喫煙者
- よくやってくれた!
- 通路が通りやすくなる。
- 吸いたい人の気持ちになると少しかわいそう。
両者共通
- 喫煙所が減っても撤去場所で吸う人はいそう。
- むしろ治安悪くなりそう。(ポイ捨てなど)
多くの意見があったが特に多かったものを挙げた。
ハロウィーンの時や先日まで行われていたガス管工事で渋谷のスクランブル交差点喫煙所が使用中止になり、封鎖された喫煙所外で喫煙する人が非常に多く見られた。
だが白山キャンパスは2019年6月現在、6箇所と割と喫煙所が多い方である。
たとえば青山学院大学青山キャンパスは1箇所、中央大学後楽園キャンパスは2箇所、中央大学多摩キャンパスに関しては今年から0箇所である。(筆者調べ)
中大多摩キャンパスのことを考えれば完全廃止よりは寛大な措置が取られたのではないだろうか。
関東の大学では喫煙所を1箇所に集約、関西の大学では完全廃止に変わっているのが最近の流れだ。
関東の大学は喫煙所「1個残し」 関西は禁煙徹底(日本経済新聞、5月31日)
よく行くカフェチェーンも喫煙席が改装され、立席でのみ喫煙できるスペースに変わりつつある。
喫煙者にとっては非常に肩身の狭い時代だ。
何れにせよ、吸う人も吸わない人も心地のいいキャンパスが作られることを願いたい。
疑問や依頼、お寄せください!
TOYO Pressでは、学生の皆さんの「知りたい!」に応えるべく、取材・記事化しています。ふとした疑問や調べてほしいことなど、Twitterアカウントやメールフォームから情報をお寄せください。可能な限り対応させていただきます。