NearMe、長岡市・長岡市ハイヤー協会とタクシー相乗りの実証実験

タクシー相乗りマッチングアプリ「nearMe.」(ニアミー)を手がけるNearMeは6月24日、長岡市ハイヤー協会と長岡市と共同で、長岡市内でMaaS領域におけるタクシー相乗りマッチングの実証実験を開始することを発表した。

「nearMe.」は、同じ方向に行きたい人同士がタクシーに相乗りできるアプリ。相乗りすることで、長いタクシー待ちの行列を解消し、コストを抑えて移動することができるほか、高齢化が進んだ地域での足の代わりや買い物難民の解消、イベントや観光地などでの2次交通、空港での混雑や白タク対策への効果が期待されている。

NearMe、長岡市、長岡市ハイヤー協会は、「nearMe.」アプリの技術を活用することで、 市民にタクシーの新しい乗り方を提案するとともに、地域交通の利便性向上に寄与する可能性について検証する。

今回の実証実験は、先進技術を持つ企業と共同でよりよい市民生活の実現を目指す「オープンイノベーション」の一環。高齢者等の移動手段、ターミナル駅からの二次交通、バス・タクシーのドライバー不足、また10月に行われる大規模イベントである長岡米百俵フェスへの交通手段といった地域交通に関する諸課題に対して、相乗りマッチングアプリやその派生技術の活用による解決の第一歩と位置付けている。実施期間は7月1日~8月31日と10月1日~11月30日。

NearMeの髙原幸一郎代表取締役社長は、「駅前を中心にタクシーの相乗りで新しい移動方法の実証実験を行います。次のステップとしてターゲットを拡大し、長岡花火などのイベント時の混雑解消、観光や高齢者の移動問題対応など、AIシャトルサービスを組み合わせた展開につなげていきたいと考えております」とコメントしている。

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