黄色チョークで放置印 犬のふん害防止策に「ベストナッジ賞」 

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犬のふん害対策として、イエローチョークで印を付ける住民たち(2018年5月15日、京都府宇治市莵道)

 行動科学の理論や知見を生かした自治体などの取り組みに贈られる「ベストナッジ賞」の選考結果が24日までに発表され、宇治市が進める犬のふん害防止策「イエローチョーク作戦」などが受賞した。

 行動科学に基づき自発的変化を促し、社会的課題を解決する試みは「ナッジ(そっと後押しする)」などと呼ばれ、国が2017年に環境省を中心とする「日本版ナッジ・ユニット(BEST)」を発足させ、普及や効果検証を行っている。

 同賞は、全国の先進事例を探る機会にしようと、BESTが初めて企画した。宇治市のほか、大腸がん検診の受診を促すキャンサースキャン(東京都)のプロジェクトも選ばれた。

 イエローチョーク作戦は、犬のふんを黄色のチョークで囲み、日時などを書き込むことで放置に困っている人の存在を飼い主に知らせる取り組み。宇治市が16年に始め、ふんの放置が大幅に減少した。費用対効果の高さや、他自治体に導入の動きが広がっている点が評価された。