横浜生まれの国民的歌手、美空ひばり(本名・加藤和枝)さんの命日である24日、ひばりさんが眠る横浜市港南区の日野公園墓地には午前中から多くのファンが集まり、昭和の歌姫をしのんだ。
没後30年となる今年は、ひばりさんが残した音楽に改めて光が当てられ、若い世代の歌手たちによるカバーアルバムなども発売されている。
雨脚が強まる中でも人の流れは絶えず、墓前には傘の列ができた。生前のひばりさんを知らない若いファンに、当時を知るファンが思い出話をする姿も見られた。
同市戸塚区在住で、ひばりさんと同い年という女性は毎年命日に墓参りをしているという。「いつまでも古びることのない、素晴らしい曲がたくさんあり、今でもよく聴いている。若い人たちにもひばりさんの歌を聴いて欲しい」と話した。