55年前、台風で走れなかった聖火ランナーに「リベンジを」 兵庫県が1人推薦へ

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兵庫県の井戸敏三知事

 「幻のランナー」の悲願実現を-。兵庫県の井戸敏三知事は24日の定例会見で、2020年東京五輪の聖火リレーで、前回東京五輪(1964年)の聖火ランナーに選ばれながら台風で走れなかった人を、県の推薦枠で選ぶ方針を明らかにした。井戸知事は「56年前のリベンジをしてほしい」としている。

 来年3月から始まる聖火リレーは全国857市区町村を通過。県内は同5月24、25日の両日、14市を巡る計画になっている。

 県内ランナーは最大180人程度で、スポンサー企業枠が7割以上を占める。県の実行委員会が選定に関わるのは44人。うち半数程度は公募し、残りを県の推薦枠として選び、12月に大会組織委員会が最終決定する。

 前回は、兵庫県庁から大阪府境まで約500人が走る予定だったが取りやめに。井戸知事は神戸市内を巡るルートの走者として、当時のランナーから1人を選ぶ考えを披露し、「全員は推薦できない。伴走者の特例が認められないか相談したい」と話した。

 県の聖火ランナー公募は7月1日から始まる予定で、詳細は6月27日に発表される。(前川茂之)