ゲーム障害とは

 スマートフォンやタブレット端末の普及に伴い、世界各地でゲーム依存が広がり問題化。ゲームをしたい衝動が抑えられなくなり、日常生活よりゲームを優先し、健康を損なうなど問題が起きても続けてしまう特徴があると定義された。家族関係、学業、仕事などに重大な支障が起き、こうした症状が少なくとも12カ月続いている場合に診断できる。症状が重度である場合などは期間が短縮されるケースもある。
 厚生労働省研究班の2017年度の調査では、病的なネット依存が疑われる中高生が5年間で1.8倍増え、全国で93万人に上ると推計。約7人に1人の計算になる。一方、13年度の厚労省研究班の調査では、ネット依存傾向のある成人は推計421万人だった。


© 株式会社長崎新聞社