「松浦中央病院」 来年10月末開院 工事の無事祈る

起工式で「刈り初めの儀」を行うJCHOの島田理事=松浦市志佐町

 独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO、本部東京)が整備する松浦中央病院(仮称)の起工式が24日、松浦市志佐町であり、関係者が工事の無事を祈願した。
 JCHOの伊万里松浦病院(佐賀県伊万里市)の老朽化に伴い、松浦市役所北側の市消防署跡地など約9200平方メートルの敷地に新築移転する。
 建物は鉄筋コンクリート地上3階建て(延べ床面積約7800平方メートル)。診療科目は12科目の予定で、1階は外来、2階は病棟、3階は手術室やリハビリ、透析などの施設を配置する。総事業費は約32億円。
 医療、介護、福祉、ひと、地域を結ぶ“まちかどホスピタル”がコンセプト。松浦市の地域中核病院としての機能が期待されている。駐車場などの周辺工事が終了する2021年1月末の完成予定だが、病院は20年10月31日に先行して開院する予定。
 起工式には関係者約40人が出席。神事ではJCHOの島田信也九州地区担当理事らがくわを入れ、友田吉泰松浦市長らが玉串をささげて工事の安全を祈願した。

松浦中央病院(仮称)の完成イメージ図

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