ララコープ 買い物送迎 今秋から2店舗で試験運行

買い物送迎車の試験運行に取り組むことなどを決めた総代会=長崎市大黒町、ホテルニュー長崎

 生活協同組合ララコープ(西彼長与町)は今秋から、一部店舗で買い物送迎車の試験運行を始める。車などの移動手段のない高齢者らのニーズに応えることが目的で、今後全店舗に展開できないか検討する。長崎市内で24日あった通常総代会で決めた。
 対象となるのは、組合員数が多い長崎市内の「ララなめし」と西彼長与町の「ララながよ」の2店舗。同社によると現時点の計画では、組合員を対象にした登録制で、自宅まで車で迎えに行き、買い物終了後、自宅に送り届ける。同様の取り組みは、九州の生協で大分県に次いで2番目。同社は「実際に商品を手に取って選びたい、との高齢者ら要望に応えられないか検討を進める」としている。
 総代会で2018年度決算も報告。経常利益に当たる経常剰余金が4億100万円(前年度比6.5%増)で、1999年にララコープになって以来過去最高。売上高に当たる供給高は220億3千万円(同0.7%減)で、減収増益だった。

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