『It’s Round and It’s White』は24日、ウォーレン・スミス記者による北海道コンサドーレ札幌FWジェイ・ボスロイドのインタビューを掲載した。
イングランド代表経験を持つボスロイドは2015年にジュビロ磐田へ加入して以来Jリーグでプレーしており、2017年からは北海道コンサドーレ札幌に所属。
怪我も抱えているためになかなかフルに出場とは行かないが、37歳となった今季も7試合に出場して1ゴール1アシストの結果を残している。
ジェイは日本での4年目について以下のように話したとのことだ。
ジェイ・ボスロイド (若いイングランドの選手が国外に出ている。他の国に挑戦することを勧める?)
「間違いなくね。実際の試合に出場する時間を稼ぐことは、とても重要なんだ。日本の若者にもそう言っているよ。
シニアの試合に参加できる場合、ユースレベルのサッカーをすることは文字通り意味がない。勝点とトロフィーを求めてプレーしている大人たちと戦うんだ。U-23やリザーブは無意味だ。
ジェイドン・サンチョは国外に行くことが成功につながると証明したね。スーパークラブが1名の選手に9000万ポンド(およそ130.98億円)払うような今の時代に、アカデミーの選手が食い込んでいくのは難しいよ。
日本の選手にも言っているよ。競争でない試合に馴染むなと。それならJ2やJ3でプレーしよう。本物の試合をして、何かを学ぶんだ」
(君が若かった頃と、今の若者との違いは何?)
「自分の世代は、最小限の報酬を得るために最大限の努力をした。毎日練習をして、監督は僕をベンチに置くかどうかを考える。
今は逆になっているね。『期待値』が大きな給料になる。何人かのまだ若い選手がメルセデスやフェラーリを母親に買い与え、練習に送ってもらっていると聞いている」
(今は日本に多くの選手が来る。君はそのトレンドの前にやってきたね。なぜそうなった?)
「QPR時代にマレーシアに行ったことがあり、その素晴らしさを覚えていた。天気はいいし、スタジアムも雰囲気が良かった。
その後タイに移籍する事になったが、そこのリーグは全く合わなかった。正直に言えば、僕は契約を解除してくれるようクラブに頼んだ。
日本に来る前に、サッカーの文化についてはもう少し調べたよ。これは本当に上手くいった。ここでの時間を本当に楽しんでいる。
ジーコやリネカーのようなレジェンドがどうしてここに来たのか、なぜ今なお多くの選手が日本に来るのか、その理由は簡単にわかる」
(37歳になって、契約は今季限りだ。次はどうなる?)
「僕は外国人だし、37歳だ。1年契約になるのは当然だよ。引退についてはまだ全く考えていない。自分が望むレベルを保つためにかなりのお金を費やしている。
ディフェンダーを置いてけぼりにすることができる限りはプレーし続ける。脳がイメージすることができなくなったら、やめることを考えるよ。
だけど、その時が来ることはわかっている。日本で引退することになるだろうね」
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37歳になったものの、まだ引退については考えていないというジェイ。しかしそれまでは日本を離れるつもりはないとのことだ。