<いぎなり仙台>「逸店」探すべ![15完]米袋でグッズ 個性豊か/多夢多夢舎中山工房(青葉区)

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メンバーがデザインした(右上から時計回りに)ポーチとペンケース、布製手拭い
米袋を布地代わりに多彩な商品を作る「多夢多夢舎中山工房」

 仙台市青葉区のNPO法人「多夢多夢(たむたむ)舎中山工房」で、知的障害者ら18人のメンバーが個性豊かな絵柄のポーチやペンケース作りに精を出している。

 表面は、くしゃくしゃの紙を広げた時の手触りがする。近隣住民からもらった米袋を布の代わりにしているからだ。

 防水加工や縫製は職員がするが、米袋の裁断やアイロンがけ、完成後のタグ付けはメンバー自ら行う。

 初めは染料で染めて封筒を作っていた。東日本大震災の復興支援で商品開発のアドバイスを受け、自由な作風が誕生したという。

 工房では竹内聖太郎さん(26)が四つ葉のクローバーに色を付けていた。「購入者に自分が描いた絵だと知ってもらえたときはうれしい。次は音符をデザインしたい」と新たな構想を練る。

 メンバーは休憩中、来店者と交流しようと店舗に顔を出すことが多い。施設長の大越裕生さん(42)は「出会った人の声を励みに、さらに良いものを作りたいと思ってもらえたら」と期待する。 (栗原康太朗)

[多夢多夢舎中山工房]仙台市青葉区中山2の18の5。営業は午前11時半~午後4時。日、月、祝日定休。駐車場有り。ポーチ1000~1800円、ペンケース1400円、手拭い1200円。午後1時半まで日替わりランチを提供する。連絡先は022(277)0081。