劣勢のボッタスにメルセデスF1代表が助言。「ハミルトンに挑むにはタイヤマネジメントの改善が必要」

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 メルセデスF1チーム代表のトト・ウォルフは、バルテリ・ボッタスが彼のドライビングスタイルを調整することができれば、2019年のタイトル獲得に向けてルイス・ハミルトンに挑戦することが今も可能だと考えている。

 一度も優勝できなかった2018年シーズンを過ごした後、冬の間に内省しメンタル面を強化したボッタスは、開幕戦オーストラリアGPで圧倒的なパフォーマンスを見せた。

 ハミルトンは第2戦バーレーンGPと第3戦中国GPで反撃に出て優勝したが、ボッタスは、第4戦アゼルバイジャンGPで反撃に転じ優勝を果たした。

 しかしそれ以降、現F1世界チャンピオンのハミルトンは4戦連続で優勝を飾っており、評論家たちは、ボッタスは燃え尽きて昨年のようにまたもスランプに陥っているのではないかと考えている。

 ウォルフは、ボッタスのタイトル獲得のチャンスはまだ損なわれていないと主張しているが、チャンピオンシップを賭けた戦いに留まるためにボッタスに必要なことを詳しく述べた。

「過去数戦のうちの一部で彼は優れたスタートを切っており、そのうちの2戦では勝てた可能性があった。そのことは彼も承知している」とウォルフは日曜日の第8戦フランスGP後に語った。

「バルテリには、ルイスに近づき彼にチャンピオンシップを奪わせないために、優れた内容の週末がもう一度必要なだけだと、私は楽観的に見ている」

「バルテリはシングルラップ(予選)では素晴らしいペースを見せてきている。彼は昨シーズンと比べて今シーズンはレース内容を格段に向上させたと思う」

「彼がいま取り組まなければならない第二の弱点は、タイヤマネジメントだ。そして彼は改善が必要なことをしっかりと意識している」

「彼がルイスと同等かそれ以上に速かったコースがある。リヤが制限されないコースだ」

「しかし、タイヤマネジメントがより大きな要因となるコースでは、ドライビングスタイルを変える必要があるだろう」

「それはレーシングドライバーにとって簡単なことではないが、彼はそれを可能にするすべての能力を備えている」

 ハミルトンが今シーズン6勝目となる優勝をフランスGPで飾った後、ボッタスは、ハミルトンのレベルに追いつき、そしておそらくは彼を負かすことで、自身の勢いを再び取り戻すことが必須であることを認識した。

「ハミルトンは今日、そして昨日の予選でも非常に強く安定していた」とボッタスは語った。

「彼を負かすことができないわけではない。そのことは分かっている。僕が必死に取り組む必要があるだけだ」

「今日の彼は速かったし、タイヤをうまく使っていた。そうして彼は差を広げたんだ」