メジャーの速球王・ヒックスにトミー・ジョン手術の可能性

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100マイル超の速球を連発し、アロルディス・チャップマン(ヤンキース)に代わってメジャーリーグの「速球王」として君臨していたジョーダン・ヒックス(カージナルス)がトミー・ジョン手術を受ける可能性が高くなった。日本時間6月25日、カージナルスはヒックスがMRI検査を受けた結果、右肘の内側側副靱帯に断裂が見つかったことを発表した。

カージナルスは今のところ、断裂の程度については詳細を発表していない。今後、カージナルスはヒックスの戦列復帰までのプロセスについて判断を下すことになるが、内側側副靱帯の断裂はトミー・ジョン手術の決断に繋がるケースが多く、仮にヒックスがトミー・ジョン手術を受ければ、本格的な戦列復帰は2021年シーズンとなるだろう。

ヒックスは日本時間6月23日のエンゼルス戦に8回途中から3番手として登板したものの、9回表一死からデービッド・フレッチャーを空振り三振に仕留めた直後に降板。当初、ヒックスは上腕三頭筋の張りを訴えており、試合後にも上腕三頭筋の炎症と発表されていたため、右肘に関わる故障であるとは考えられていなかったが、詳細な検査の結果、予想以上に重傷であることが発覚した。

カージナルスのマイク・シルト監督も、当初はヒックスについて楽観視しており、数日間の休養を与えれば復帰できるだろうとの見込みを口にしていた。短期間の故障者リスト入りまでは覚悟していたようだが、指揮官にとっても予想外の重傷だったに違いない。今季ここまで29試合に登板して2勝2敗、14セーブ、3ホールド、防御率3.14をマークしていたヒックスの離脱により、カージナルスは外部からの補強の可能性も含め、ブルペンの再編を迫られることになりそうだ。