世界をフライトした元中東CA推薦!ポーランドで訪れるべきおすすめ観光スポット

歴史を感じ、学べる国「ポーランド」

ヨーロッパの中央に位置するポーランド共和国。

日本との時差はマイナス8時間です。

サマータイムがあるので、3月の最後の日曜日から10月の最後の日曜日まではマイナス7時間になります。

日本からは、ポーランド航空がワルシャワまで直行便を就航しており、約11時間のフライトタイム。

周辺のヨーロッパ各国や中東を経由しても、約13~16時間で行くことができます。

日本のように四季に富み、いつ訪れても魅力がたくさんのポーランドを深く知ることができる見どころをご紹介します。

 

街全体が世界遺産「古都クラクフ」

ワルシャワが日本で言うところの東京ならば、クラクフは京都のような場所。

大戦であまり被害を受けなかったため、中世の世界がそのまま残っています。

旧市街は、徒歩で巡ることができます。

ゆっくり時間をとって堪能したいですね。

見どころのひとつ、ヴァヴェル城は早めに訪れるのがおすすめ。

内部見学ができる時間が、夏は15時45分まで、冬は14時45分までと限られています。

ワルシャワからの移動は、電車、バス、飛行機と様々な方法があります。

筆者のおすすめの移動手段は電車。

片道2時間半ほどかかりますが、料金も往復約8,000円程とお手頃です。

車窓から広がる自然の美しさをぜひ堪能してください。

ちなみに、飛行機だとフライト時間は50分ほど(チェックインなどの手続きを除く)で往復約10,000円。

バスだと片道約5時間で1,000円程度です。

ヴァヴェル城(The Wawel Royal Castle)
URL:https://wawel.krakow.pl/en

 

負の世界遺産「アウシュヴィッツ強制収容所」

 

アウシュヴィッツ強制収容所があるのは、オフィシエンチムというポーランド南部の街。

アウシュヴィッツはオフィシエンチムのドイツ語名です。

アウシュヴィッツ強制収容所は、「負の世界遺産」とも言われている場所です。

 

正式名称は、アウシュヴィッツ・ビルケナウ ナチス・ドイツの強制絶滅収容所。

20世紀最大の負の遺産とも言えるでしょう。

第二次世界大戦中にナチス・ドイツが建設したもので、当時は40近くの収容所がありましたが、現在は残っていません。

アウシュヴィッツとビルケナウは2.5km程の距離がありますが、無料のシャトルバスで行き来が可能です。

 

大量虐殺の歴史をこの目で見ることは、重く、勇気もいることです。

でも、二度と過ちを繰り返さないように。

楽しいだけの旅行も良いですが、歴史を知って深く考える時間をもつのも良いのではないでしょうか。

アウシュヴィッツ強制収容所馬で公共機関を利用する場合は、オフィシエンチム行きに乗車します。

クラクフ中央駅からオフィシエンチム駅まで電車で約1時間50分。

そこから、収容所までは徒歩かタクシーになるので、移動だけでもトータル2時間以上かかります。

とても広い場所なので、見学時間は3時間半程必要かと思います。

セキュリティチェックもあるので、アウシュヴィッツを訪れるには1日費やすつもりで行きましょう。

アウシュヴィッツ・ビルケナウ ナチス・ドイツの強制絶滅収容所(Memorial and Museam AUSCHWITZ-BIRKENAU Former German NAZI Concentration and Extermination Camp)
URL:http://auschwitz.org/en/

 

世界最初の世界遺産「ヴィエリチカ岩塩抗」

ヴィエリチカ岩塩坑は、クラクフの南東15km、電車で約30分の場所にある、地下300メートルの世界遺産です。

最初に世界遺産に登録された12個のうちの一つでもあります。

ヴィエリチカ駅からは徒歩5分と近く、分かりやすい看板もあるので迷うことなく行けるはず。

昔、塩は「白い金」と呼ばれるほど欠かせないものでした。

ヴィエリチカで採れる塩のおかげで、ポーランドの経済は潤ったと言われています。

ヴィエリチカ岩塩抗を見学するには必ずツアーに参加する必要があります。

残念ながら日本語のツアーはありません。

英語のツアーは30分~1時間ごとにあるのでそんなに待たずに参加できますよ。

2時間半~3時間ほどでたっぷり満喫できるでしょう。

一番の見どころは、地下101メートルにあるキンガ姫の礼拝堂。

壁、天井、壁画、彫刻、シャンデリアまで全てが岩塩で作られているんですよ。

ヴィエリチカ岩塩坑(Wieliczka Salt Mine)
URL:https://www.wieliczka-saltmine.com/ 

 

 

 

多国籍の魅力を取り入れたポーランド料理

ポーランドはヨーロッパの中心にあり、さまざまな国に囲まれています。

そのため、ポーランドに住んでいるのはポーランド人だけでなく、チェコ人、ハンガリー人、ドイツ人、ウクライナ人など、多国籍。

そんなあらゆる食文化を取り入れたポーランド料理が美味しくないわけがありませんよね。

ここではポーランドでいただくことができるおすすめグルメをご紹介いたします。

**ピエロギ

**

ピエロギとは、餃子にそっくりな食べものです。

ポーランドに限らず、東欧全体でよく食べられています。

けれど、特にポーランドのものは中の具のバリエーションも豊富なので特別美味しいと評判です。

定番のお肉やお野菜だけでなく、マッシュポテトやチーズ、マッシュルームのお食事系に限らず、カスタードクリームやフルーツの入ったデザート系のピエロギもおいしくておすすめです。

**・フラキ

**フラキとは、細切りにした牛の内臓のスープです。

コンソメのようなお醤油のような、日本人になじみのあるお味。

モツにも全くクセがないので、モツが苦手な人でもおいしくいただくことができますよ。

 

**・ゴロンカ

** 

ドイツではアイスバンと呼ばれるお料理。

豚肉ですが、料理人や家庭によって、煮込むもの、オーブンで焼くものと、それぞれです。

**・バルシチ

**ロシアのボルシチに似た響きですが、こちらは具が少なく、スープを楽しむためのものです。

ビーツの鮮やかな赤色が特徴。

具にピエロギが入っていることもあります。

夏場は、冷製にしてヨーグルトを混ぜたフウォドニクと言うスープにも変身するスープです。

 

じっくり訪れる価値のあるポーランド

日本にいると馴染みがないように感じられるポーランドですが、ショパンの故郷がワルシャワであったり、世界史で必ず学ぶワルシャワ条約の締結された場所であったり、ご紹介した以外にも歴史を知る上で欠かせないエッセンスが詰まった国と言えます。

訪れたらその美しさと、歴史の深さに魅了されること間違いなしのポーランド。

ぜひこの夏はポーランドを訪れてみてはいかがでしょうか。

 

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