スキレット時代の終焉…?ワンランク上の最強フライパンたち5選手をマークせよ! 今年のフライパンラインナップが最強すぎる!おいしいキャンプ飯のキーマンとも言えるフライパン。今回は今年発売のニューフェイスから定番までワンランク上行く最強フライパン候補5選手をピックアップ!買い替えるなら今年がおすすめですよ!

今年、フライパンのラインナップが優秀すぎる件

おいしいキャンプ飯にとってなくてはならないキッチンギアの一つ、フライパン。実は今年、優秀なフライパンが続々とラインナップされているのをご存知ですか?

そこで、今回はニューフェイスから定番の人気アイテムまで、ワンランク上いく最強フライパン候補をピックアップ! 買い替えるならフライパン当たり年の今年がおすすめですよ!

アウトドアシーンにマッチするフライパンとは?

では、アウトドアシーンで使うフライパンに求められるのはどんな機能でしょうか? やはり屋外へ持ち運んで使うので、下記のような点をクリアしたフライパンを選びたいところ。

・取っ手が外せるor折りたためる
・持ち運びしやすい軽さ
・熱効率の高さ(寒い季節だけでなく燃料効率の面からも◎)

そしてやっぱり上記のような機能だけでなく、デザインや使い勝手などプラスアルファの魅力があれば最強ですね。

ワンランク上の最強フライパン候補5選手!

それではいよいよ、アウトドアシーンにマッチする機能だけじゃなく、プラスアルファの魅力を併せ持つ最強フライパン候補5選手を一挙ご紹介します!

COCO pan(ココパン)

こちらは「クック&サーブ」がコンセプトのフライパン「COCO pan」。淵が開いたデザインで、持ち手を外せばそのままお皿として使えるので、料理が冷めることなく出来立てアツアツのまま味わえます。

しかも、特殊熱処理による表面仕上げによって通常の鉄板の約5倍の強度を実現。またその効果によって錆びにくく、鉄フライパンならではの、使い始めの”空焚き”も不要だというのだから驚きです。

そして、特筆すべきはオール熱源対応な点。自宅がIHヒーターでもこれ1つでOK。サイズによっては、魚焼きグリルやオーブンにも入れることも。キッチンギアは自宅と兼用したい! という方には特におすすめのアイテムです。

専用のキャリングケースも別売りされていて、持ち手がガチャガチャせずに携行が可能ですよ。

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JIU(ジウ)

こちら、何だと思います? すりこぎ棒と黒いお皿? いいえ、なんと持ち手とフライパンなんです!

外周を縁取るリムが、「JIU(ジウ)」をフライパンらしからぬスタイリッシュなテーブルウェアとして成立させています。

しかもお皿のようなルックスながら、1.6mmという厚手の鉄製で熱伝導率が高く、食材をおいしく焼き上げます。また、「ハードテンパー」という特殊加工により、使い始めのシーズニング(油慣らし)なしですぐに使えるほか、コゲにくく錆びつきにくいという優れもの。

そしてただの棒のように見える持ち手は、上半分がスライドして挟める無駄のない構造に。天然無垢材製だから、鉄製の本体と共に経年劣化を楽しめるのも魅力です。さらに、オール熱源対応のため自宅がIHヒーターでもキャンプと兼用が可能です。

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たき火フライパン 深め

こちらのフライパンはなんと、持ち手は現地調達する超個性派仕様。でもユニークなだけでありません!

本来、たき火でフライパンを使うには、安全な距離を確保するためにかなり長い持ち手が必要に。でも現地調達しちゃえば長い持ち手を携行せずに済むという、実に理になかった発想が元になっているんです。

この「たき火フライパン」自体は2年前にもCAMP HACKでご紹介したアイテムですが、今回新たに「深め」のラインナップが登場! 今までの浅型に比べると、深さが18cmから55cmへと約3倍に。

今まではステーキや目玉焼きといった極シンプルな調理が主でしたが、この「深め」の登場によってポロポロ落ちがちな野菜炒めや、汁っ気のあるパスタだってお手の物。グッとレシピの幅が広がります!

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IRON PLATE(焚き火フライパン)

一般的な鉄製フライパンに比べると、鋳造製で重そうに見えるこちらのフライパン。実は特殊な鋳造製法により、鉄の密度や熱伝導率の高さはそのままのレベルを維持。同じく鋳造製のスキレットなどに比べておよそ2/3の軽さと薄さを実現しているんです。

熱伝導性が高く冷めにくいので、一気に加熱する料理や、ステーキなど水分を逃したくない食材をジューシーに焼き上げます。

また、淵が低いのでそのままお皿としても使いやすく、オール熱源対応で幅広いシーンに活躍します。

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サミットスキレット

こちらはジェットボイルから3月に発売されたばかりの新型フライパン。ジェットボイルの従来のフライパンといえば「フラックスリングフライパン」ですが、それと大きく異なるのが、底面の構造です。

(左:サミットスキレット、右:フラックスリングフラパン)

ジェットボイルシリーズの特徴である「フラックスリング」という熱効率を高める底面の構造が、なんとこのサミットスキレットにはないんです。

フラットな底面になったことで熱伝導率は劣りますが、他社製のバーナーが使え、フライパンを振れるようになっています。これでチャーハンや炒め物などの調理がやりやすくなりました!

ジェットボイル愛用者たちにとって、フライパンのラインナップがこの2種から自分の1好みで選べるようになったのは嬉しいですね。

また、ハンドルも従来型に比べてしっかりと固定できるようになっています。そのため、付属のターナー(フライ返し)もハンドルに固定して収納できるので、移動中もガチャガチャせず携行が可能に。シーンに合わせて従来型と併用すれば選択肢をグッと広げてくれるアイテムです。

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フライパン、いつ買い換えるの?今でしょ!

アウトドアシーンにマッチする機能はもはや当たり前、ワンランク上の進化を遂げた今年のフライパンラインナップは注目スべきアイテムがずらりと並びましたね。

手持ちのフライパンにプチストレスを抱えながら使っていたあなた。今年がフライパンの買い替え時ですよ! 最強フライパンでぜひ最強キャンプ飯を楽しんでください。

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