マンCがマグワイアの獲得にこだわるのは、あるルールが影響していた…

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ハリー・マグワイア 写真提供:GettyImages

マンチェスター・シティがレスター・シティのイングランド代表DFハリー・マグワイア獲得にこだわるのは、プレミアリーグのあるルールが影響しているようだ。25日、英メディア『スカイ・スポーツ』が主張している。

DF史上最高額となる8000万ポンド(約109億3000万円)の移籍金でマグワイアの獲得に動いているとされるシティ。しかし、戦力の充実している同クラブのこの動きは不自然ではないかという声も少なくない。しかし、この動きにはある理由があるようだ。

それがプレミアリーグで10年前から適用されたホーム・グロウン(homegrown)ルールだ。25人のスカッドの内、8枠はホームグロウン選手しか登録できないというものだ。ホームグロウンの定義は21歳までにイギリス、およびウェールズのクラブで3シーズン以上在籍したことのある選手となっている。

現在、シティのスカッドにホームグロウン選手は4選手のみ(ジョン・ストーンズ、カイル・ウォーカー、ファビアン・デルフ、ラヒーム・スターリング)。ということは、現在のシティは実質的に21人のスカッドで戦っていることになる。現在のシティがホームグロウンではない選手を獲得するには、現在所属しているホームグロウンではない選手を放出しなければいけないのだ。

そして、現在シティが抱える問題としてデルフ退団の可能性がある。ホームグロウン選手のデルフが退団した場合、現状のシティは20人のスカッドで戦わなければいけない。これを解決するには、ホームグロウン選手を獲得するしかない。シティがアヤックスのオランダ代表DFマタイス・デ・リフトの獲得に動けないのも、このルールによって動きが制限されているからだろう。

ホームグロウン制度には問題点も多い。1つ例を挙げるならば、ホームグロウン選手の価格高騰だろう。同じ能力を持つホームグロウン選手とホームグロウンではない選手がいた場合、プレミアリーグのクラブにとって同じ価値ではなくなってしまうのだ。ホームグロウン選手を保有するクラブはその選手をプレミアリーグのクラブに売却する場合、市場価格よりも強気の値段設定で交渉を行うことができてしまう。

これらのルールを鑑みた場合、マグワイアは現在のシティにとって最も理にかなった補強候補の1人になるだろう。それが、彼らがDF史上最高額となる移籍金を用意している理由だ。獲得競争によっては、予想よりも移籍金が高くなる可能性もあるだろう。