性別問わぬ制服を 中高導入へ知事に署名

栃木県内自助団体

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福田知事(右)へ署名を手渡すS-PECのメンバー=25日午後、県庁

 県内の性的マイノリティー(LGBT)の当事者や家族らの自助団体「S-PEC」(エスペック)が25日、中学や高校で性別に関係なく制服を選べる制度の導入を求める3541人分の署名を福田富一(ふくだとみかず)知事に提出した。

 署名活動は、生まれつきの性別に違和感がある子どもが、性自認と異なる制服を着用して苦痛に感じるケースがあることなどから実施。性別にかかわらずスカート、ズボンを選択できるようにすることなどを求めている。

 4月中旬から約2カ月間、インターネット上と書面で集めた。教育現場にも協力を依頼し、教員からは約500人分が集まったという。署名活動はインターネット上で継続している。

 この日は同団体メンバーら7人が県庁を訪れ、署名を福田知事に手渡した。同団体は「これが実現したらマイノリティーだけでなく、たくさんの子どもが通いやすい学校になる」と伝えた。福田知事は「児童生徒一人一人の心情に配慮した環境づくりが重要。この問題に、どう向き合うか対応を指示したい」と話した。

 県教委によると、県内の県立高では20校ほどが女子用のスラックスを認めている。防寒や痴漢被害防止などの観点があるという。

 鹿沼市は、中学校で女子のズボンを選択できるよう検討を進めるとしている。