銀聯国際が新しいモバイル決済ソリューション・パッケージをオープンソースプラットフォームに追加

銀聯国際が新しいモバイル決済ソリューション・パッケージをオープンソースプラットフォームに追加

AsiaNet 79209

【上海2019年6月26日PR Newswire】
*パートナー機構、加盟店、開発者はUPI Developerプラットフォームを通じたUPIウォレットソリューションの利用が可能に

世界を代表する決済システムを提供する銀聯国際(UnionPay International、UPI)は、同社のオープンプラットフォームUPI Developerを通じてUPIウォレットソリューションを提供すると発表した。

数百に上る国外の機構および開発者はこのプラットフォームにログオンしUPIのモバイル決済ソリューションを活用することで、独自のデジタルウォレットの開発や、既存のモバイル決済及びデジタルウォレットサービスの機能・使用シーンの拡充ができるようになる。このモバイル決済サービスはUnionPay(銀聯)カードの支払システムと統合することができる為、これによって世界中の何億人ものUnionPay(銀聯)カードホルダー向けのモバイル決済サービスを開発、促進することができるようになる。

▽銀聯国際(UnionPay International)はデジタルサービスのイノベーションとアップデートを促進していく

世界の消費者決済動向の急速な変化を反映して、UPIは2019年1月にUPI Developerを発表し、これまでに、このプラットフォームを通じてアクセス可能な17のアプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)パッケージを公開してきた。このプラットフォームはUnionPay(銀聯)の決済・データソリューションへのアクセスを増やしてモバイル決済テクノロジーの普及を加速するように設計されている。

UPI Developerの発表以来、本システムは数万回にわたりアクセスされ、現在100以上の海外パートナー機構および開発者によってUPIの革新的なクロスボーダー・モバイル決済のプロダクト開発・サービス提供に活用されている。

銀聯国際(UnionPay International)の蔡剣波・最高経営責任者(CEO)は「銀聯国際(UnionPay International)は世界の消費者の傾向とモバイル決済のトレンドに基づき当社のテクノロジーサポートプログラムを常にアップデートし、包括的なデジタル決済サービス能力を提供していく」と語った。

UPIは統合システムの確立によって、最新のモバイル決済テクノロジーが従来のオフライン決済および技術を補完し、パートナーである世界中の組織および加盟店をサポートしてきた。

また蔡CEOは「UPI Developerの開始によって、われわれは銀聯(UnionPay)の革新の決済サービスのスムーズな導入とさまざまな使用シーンに対応し、国際的な要求の高まりに応えている。今回われわれは当社のデジタルウォレットテクノロジーへのオンデマンドアクセスをパートナーである機構および開発者に提供することによって、当社の製品・サービス急加速し、世界のカードホルダーにより多くのモバイル決済ソリューションを提供することができるようになる」と語った。

ウォレットソリューションのUPI Developerへの追加には大きな意義があり、機構及び開発者は多数のAPIにアクセスし、デジタルウォレットソリューションをコスト効率よく開発・応用し、製品化までの時間を短縮することができる。また、一方でUPI Developerを通しウォレット製品が金融機構で開発されることで幅広い通信・小売業に銀聯(UnionPay)の決済サービスの恩恵をもたらすことができる。

▽デジタルウォレットソリューションは金融機関および加盟店に支持されている

Global System for Mobile Communicationsがリリースした最新のGlobal Mobile Payment Industry Report(世界モバイル決済業界リポート)によると、世界には9億以上のモバイル決済ユーザーがいるとされ、各機構はモバイル決済サービスを迅速に開発し、変化する消費者決済動向に対応する必要がある。UPIウォレットソリューションはその競争を優位にさせるのに不可欠なツールと言える。

UPIウォレットソリューションをリリースする目的は、変化するテクノロジー環境に対応し、加盟店および機構向けにより良質なサポートを提供するための包括的なリソースを提供するためである。UPIのデジタルウォレットソリューションは、銀聯(UnionPay)のグローバルアクセプタンスネットワークへのアクセスをはじめ、銀聯(UnionPay)モバイル決済機能、カードバインディング、アカウント管理テクノロジーを含むワンストップサービスを提供する。

現在香港、マカオ、東南アジア、中東を含む11の地域の17以上の組織が銀聯(UnionPay)のグローバルウォレットソリューションを採用しており、それぞれのモバイルウォレット製品を完成ないしはアップグレードすることで、銀聯(UnionPay)モバイル決済サービスをローカライズしてカードホルダーの要望に応えている。

統合の成功事例に、中国銀行(香港)(BOC Hong Kong)はUPI Developerプラットフォームのモバイル決済サービスとQRコード決済APIを同行のeウォレットBOC Payに組み込んだ事例があるが、これによって、BOC HKはBOC Payのユーザーは銀聯(UnionPay)アプリのユーザーと同じQRコード決済サービスを利用することが可能となり、QRコード決済を30の国・地域の1000万以上の加盟店で利用できるようになっている。

(日本語リリース:クライアント提供)