先日DFAとなったパドレス・牧田 AA級への配属が決定

日本時間6月26日、パドレスは牧田和久をAA級アマリーヨへ配属したことを発表した。牧田は日本時間6月19日にDFAとなっていたが、7日間のウエーバー期間に獲得希望球団は現れず。1日限りのメジャー昇格の前にプレイしていたAA級アマリーヨへ戻り、再びマイナーからのメジャー昇格を目指すことになった。

メジャー1年目の昨季、メジャーでの27試合で0勝1敗、2ホールド、防御率5.40、AAA級エルパソでの24試合で1勝1敗、6ホールド、防御率3.76に終わった牧田は、日本時間11月3日にDFAとなり、40人枠から外されてAAA級エルパソに配属された。今季はAAA級どころかAA級からのスタートとなり、AA級アマリーヨで24試合に登板して3勝2敗、1セーブ、防御率3.82をマーク。日本時間6月18日に「飛び級」でメジャー昇格を果たしたが、有望株左腕のローガン・アレンの昇格に伴い、翌日にDFAとなって40人枠を外れ、ウエーバーにかけられていた。190万ドルという年俸がネックとなり、獲得を希望する球団は現れなかったようだ。

DFAとなった際には、古巣の埼玉西武ライオンズなどが獲得に動く意思を示していたが、現時点ではパドレスに保有権があるため、牧田はこのままAA級アマリーヨでプレイする可能性が高い。今回の一連のトランザクションにより、牧田をDFAしてウエーバーにかけても他球団に奪われる可能性が低いことが判明したため、今後も1日ないし数日限定でロースターの穴を補充するためにメジャーに呼ばれる可能性はあるだろう。そのように「便利屋」として使える牧田をパドレスが手放すとすれば、牧田自身が日本球界復帰の意思を明確に示し、契約を破棄する場合に限られるのではないだろうか。

マイナーで好投を続けていれば、メジャー再昇格の可能性はゼロではないはず。34歳のサブマリン右腕の今後の奮闘に注目だ。

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