日本代表の中島翔哉がNHK『グッと!スポーツ サッカー日本代表スペシャル!』(26日19時30分~)に出演する。
中島といえばコパ・アメリカでも個人技を愛する南米のサッカーファンを歓喜させたが、この番組では番組マスターの相葉雅紀さんと中島がドリブルで対決するのだという。
そこで今回は、「Jリーグに所属」「A代表未経験」ながら中島翔哉に挑戦状を叩きつけられそうな“左サイドの鬼ドリブラー”たちを紹介しよう。
柏 好文(サンフレッチェ広島)
総合的には現在のJリーグで最高のドリブラーと言えるのが柏だろう。
必ずしもスピードがあるわけではないものの、南米選手のように上体やステップを駆使した踊るようなフェイントで相手の重心の逆、逆をつき常に先手を取る“変幻自在”のドリブラーだ。
現在32歳ではあるものの日本代表に入っていないのが不思議なほど。ウィングバックも得意とするため、中島とは共存も可能かもしれない。
長谷川 竜也(川崎フロンターレ)
大卒4年目の25歳は、これまで主にスーパーサブとして起用されシーズンを通して主力として活躍したことはない。
しかしながら静岡学園時代にあの三浦カズも絶賛したというドリブル能力、対人テクニックはJ最上位で、完成されたパスサッカーにより連覇を成し遂げた川崎でも異彩を放っている。
公式サイトでもサッカーに関しての自分の武器については「ドリブル」、プロ選手としてここだけは絶対に譲れないことも「ドリブル」と答えている。
まさに「三度の飯より」ドリブルが好きなドリブラーであり、サッカー小僧の中島とそっくりだ。
中村 敬人(ガンバ大阪)
現在18歳ながらドリブラーといえば彼も外せないだろう。
千葉出身で少年時代は柏レイソルの下部組織に所属したものの、当時の潮流だったバルセロナ式のパスサッカーに合わず、ただ「ドリブルがしたい」という理由で三菱養和SCに転身。
そこで磨きに磨きあげたドリブルは1人、2人をかわすくらいなら朝飯前。U-20ワールドカップでも右サイドでの起用、短い出場時間ながら世界の逸材たちの腰を砕き続けた。
そして先日には中島が所属したポルティモネンセへの移籍報道も。能力に反してJでなかなか出番を得られていないという点も中島と被る…のではないだろうか。
相馬 勇紀(名古屋グランパス)
今年、早稲田大学から名古屋へ加入した22歳の新人は、“活きの良さ”という点で今Jリーグで輝きを放っている一人だ。
武器は165cmの体を生かしたナイフの切れ味のようなドリブルであるが、どんな相手、どんな状況でも物怖じしない強いハートも魅力だ。
先月、初めてU-22日本代表に選ばれトゥーロン国際大会に参加したが、その圧巻のドリブル能力は優勝したブラジルさえ切り裂き、大会のベストイレブンに選ばれた。
また、体型はややずんぐりだが常に足を止めずに仕掛け続ける点は中島に似たところがある。東京五輪、A代表に殴り込みをかける日も近い?
汰木 康也(浦和レッズ)
2013年のクラブユース選手権 (U-18)で横浜F・マリノスを優勝に導き、大会MVPに輝いた逸材。
トップチーム昇格は果たせずモンテディオ山形と契約したが、昨年、天皇杯で躍進したチームの原動力となり、今季より浦和に活躍の場を移している。
柔らかいボールタッチと動きのキレが特徴で、その端正な顔立ちから「イケメン・ドリブラー」とも。
【関連記事】中島翔哉が「神業」発動!南米ファンを歓喜させた“絶品”マルセイユルーレットを見よ
また、その独特のニュルニュルしたドリブルからチャンスを量産することから、ユース時代より左45度の角度は「ユルキゾーン」と呼ばれている。