イノシシ対策学び、児童ら田植え 熊本市の龍田西小

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雨の中、丁寧に苗を植え付ける龍田西小の5年生=熊本市北区
田んぼの周りに電気柵を取り付ける熊本市鳥獣対策室の職員ら

 熊本市北区の龍田西小の5年生が26日、近くの田んぼで田植えを体験した。南西にある立田山のイノシシに荒らされないよう、電気柵も設置。子どもたちは「イノシシに負けず、無事に収穫するのがみんなの願い」と声をそろえた。

 同校の5年生は毎年、総合学習の一つとしてコメを作っているが、立田山一帯では数年前からイノシシが急増。昨年10月には、当時の5年生が植えた稲が収穫直前に食い荒らされた。付近の女性が目撃していた。

 この経験を踏まえ、学校では市鳥獣対策室の職員を招いて話を聞いたり、自らインターネットで調べたりして、イノシシの生態や被害に遭わない方策を学んできた。

 田植えには雨の中、5年生約100人が参加。近くの農業後藤新介さん(42)らの指導を受け、約1・5アールの田んぼに丁寧に苗を植えた。電気柵は市の協力を得て設置。同室の職員4人が駆けつけ、田んぼの周り約60メートルに張り巡らした。

 宇野太智君は「電気柵をつけてもらったので、イノシシ対策はばっちり。秋に収穫して、おいしいお米を食べたい」と話していた。(久保田尚之)