参院選岡山2陣営いざ本番へ 日程決まり事実上の選挙戦に突入

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街頭で支持を訴える参院選岡山選挙区の立候補予定者。国会が閉幕し、各陣営は臨戦態勢に入った=26日、赤磐市(画像の一部を加工しています)

 参院選は26日、通常国会が閉幕し、日程も7月4日公示、同21日投開票と決まったことで事実上、選挙戦がスタートした。岡山選挙区(改選数1)の立候補予定者は本番に向け臨戦態勢に入り、岡山県内各党は議席獲得へ総力戦の構えを見せた。

 再選を目指す自民現職の石井正弘氏(73)は参院本会議後に国会内で会合に出席し、「勝つぞコール」で気勢を上げた。終了後の取材に「会期中は活動に制約もあったが、選挙態勢を整えて勝利を目指す」と力を込めた。27日からは地元での活動に専念する。

 同選挙区は1人区となった2001年以降、自民と非自民の戦績は3勝3敗の五分。今回と同じ春の統一地方選と重なった07年の亥(い)年選挙では自民の重鎮が敗れた苦い経験があるだけに、関係者の警戒感は強い。

 同党の天野学県連幹事長は「選挙戦では経済政策アベノミクスの推進を掲げ、党組織を挙げて勝ち抜く」と対決姿勢を鮮明にした。石井氏を推薦する公明党の増川英一県本部代表代行は「人口減少などの課題克服には安定した自公政権が必要だ。幼児教育無償化などを前進させた実績を訴える」と与党連携による勝利を誓った。

 対する野党。この日、立憲民主党新人の原田謙介氏(33)は朝から赤磐市内の交差点で街頭演説に立ち「これ以上格差を広げさせてはならない。教育と子育てを最優先する政策を進める」と政治の転換を訴えながら行き交う車に手を振ってアピールした。

 16年の前回は、参院議長を務めた旧民進ベテランの後継に野党が候補を一本化しながら敗れ、自民に県内の衆参選挙区議席独占を許した。今回は国民民主、共産、社民などを含めた勢力を結集して議席の奪還に挑む。3年前の共闘を境に、各党は合同の街頭宣伝や意見交換を重ね、連携の土台は築いている。

 立民の高原俊彦県連代表代行は「年金問題に象徴されるように、国民に目が向いていない政治をただす」と強調。国民の高橋徹県連幹事長は「世代交代に向け、新たなパワーを生む選挙。勝利に全力を挙げる」と対抗心をむき出した。