「友好の輪 和と美の世界」トキ文化展、大阪で開幕

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「友好の輪 和と美の世界」トキ文化展、大阪で開幕

26日、トキ文化展で展示された「竜竜(ロンロン)」の標本。(大阪=新華社記者/彭純)

 【新華社大阪6月26日】大阪市立自然史博物館で26日、「友好の輪 和と美の世界」トキ文化展が開幕した。中国陝西省人民政府新聞(報道)弁公室、陝西省人民対外友好協会、陝西省林業局、漢中市人民政府が共催したもので、30日まで開かれる。

「友好の輪 和と美の世界」トキ文化展、大阪で開幕

26日、「友好の輪 和と美の世界」トキ文化展の開幕式で記念撮影に応じる来賓。(大阪=新華社記者/馬曹冉)

 同展では主に、中日韓3カ国から集まったトキに関する詳細で豊富な資料を展示。トキの再発見を世界で初めて発表した時の資料や、中国の地方政府による最初のトキ保護関連文書、世界各国で発行されたトキの切手、トキ再発見者の劉蔭増(りゅう・いんぞう)氏による手書き原稿、「トキ」に関する中国初の映画作品を解き明かした映像、中日韓のトキに関する文化クリエイティブ作品、中日韓ロ4カ国の子どもによるトキの絵画作品などが展示された。中日韓のトキに関する資料が日本で共同展示されるのは今回が初めて。

「友好の輪 和と美の世界」トキ文化展、大阪で開幕

26日、トキ文化展の仮想現実(VR)体験エリア。(大阪=新華社記者/竜怡欣)

 同展ではまた、日本人が中国の小学校に贈った木彫りのトキの模型や、中国に郵送された日本のトキの切手を貼ったはがき、日本のトキの故郷、新潟県の地方紙「新潟日報」による30年来の中国トキに関する報道資料、中日の「トキの郷」の友好交流資料なども展示され、中日友好の縁を十分示すものとなっている。

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26日、トキの抱き人形と写真を撮る来場者。(大阪=新華社記者/馬曹冉)

 特筆すべき展示品としては、トキ「竜竜(ロンロン)」の標本が挙げられる。中国は1994年9月、トキ「竜竜」と「鳳鳳(フォンフォン)」のペアを日本に貸与したが、「竜竜」は同年12月に佐渡トキ保護センターで死亡。翌1995年6月に「竜竜」の標本と「鳳鳳」は日本から故郷の陝西省洋県に帰り、今回24年ぶりに「竜竜」の標本が再び日本に戻ってきた。

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26日、トキ文化展を見学する来場者。(大阪=新華社記者/馬曹冉)

 インタラクティブコーナーでは仮想現実(VR)映像によって生息地の風景やトキの美しさが体感できる他、「トキ音楽台(チャンネル)」では日中韓3カ国のトキの歌を楽しむことができる。また、来場者がトキと「親しく触れ合える」ように実際のトキと同じ重さの抱き人形も展示されている。

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26日、トキ文化展の「トキ音楽台(チャンネル)」。(大阪=新華社記者/彭純)

 中国国務院新聞(報道)弁公室の郭衛民(かく・えいみん)副主任は開幕式のあいさつで、中日韓が長年協力してトキを守り、トキ文化を伝承し、積極的な成果を上げてきたと紹介。トキがさらに繁栄し続け、北東アジア諸国人民の友好の使者や各国の相互尊重、相互賞賛の象徴となり、人類の平和・友好の共通理念を伝えることを願っていると述べた。

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26日、トキ文化展を見学する来場者。(大阪=新華社記者/馬曹冉)

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26日、トキ文化展を見学する来場者。(大阪=新華社記者/彭純)

 開幕式には李鍾憲(イ・ジョンホン)中日韓三国協力事務局長、宮本雄二元日本国駐中国大使、梶本徳彦大阪府日中友好協会会長ら国際機関、友好機関の関係者が出席し、発言した。(記者/彭純、邱虹、竜怡欣)