寺島しのぶが娘役・足立梨花の理想の女性像に「毒がにじみ出ているね~」

7月6日スタートのWOWOWプライム「連続ドラマW 湊かなえ ポイズンドーター・ホーリーマザー」(土曜午後10:00)の完成披露試写会に寺島しのぶ、足立梨花、清原果耶、中村ゆり、倉科カナらが参加した。

同作は人気作家・湊かなえ氏が、母と娘の関係を軸にしながら人間の情念をえぐり取るように描き、第155回直木賞候補作にもなった短編集を連続ドラマ化したもので、全6話の各話に“ポイズン(毒)”を抱えた女性たちが登場する。毒親・藤吉佳香役を演じた寺島は「毒親をどうやって演じればいいのか手探りのままスタートしたけれど、現場のスタッフさんは90%関西人。とてもダークな話なのに、和気あいあいと楽しく撮影できました」と報告した。

その寺島から「初めて会った瞬間から毒娘っぽいと思った」という褒め言葉をもらった佳香の毒娘・弓香役を務めた足立は「理想の女性像」について、「私は包容力のある人になりたい。すぐにイライラして怒ってしまうから。包容力のある優しい女性になれば男性もいっぱい来てくれるのかなぁ?と思う」と話すと、すかさず寺島が「毒がにじみ出ているね~」とニヤリ。

同じ質問に樋口明日実役の倉科は「ほどよい自己肯定感のある女性に憧れる。誰かに褒められたくて何かをやるのではなく、自分を好きだからこそやる。自分を好きになるって実は一番難しいこと。自分を好きになってかつ、活力のある女性がいい」と切実そう。会場全体が倉科のコメントに対する反応に困ると、倉科は「あれ? 病んでいましたか? すみません」と苦笑した。

© 株式会社東京ニュース通信社