長崎県 ようやく梅雨入り 統計以来最も遅く

ようやく梅雨入り。水田にも待望の雨が落ちてきた=西海市大瀬戸町雪浦上郷

 福岡管区気象台は26日、九州北部地方(福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、山口)が梅雨入りしたとみられると発表した。1951年の統計開始以降で、最も遅かった67年(6月22日)を更新した。
 長崎地方気象台によると、太平洋高気圧の影響を受け、梅雨前線が北上しにくい状態が続いていた。九州北部の梅雨入りは平年、昨年よりいずれも21日遅くなった。
 西海市大瀬戸町では午前9時ごろに雨が降り始めた。水田で農作業をしていた長崎市大手2丁目の大串昭次さん(69)は「なかなか雨が降らず水やりが大変だった。これでひと安心だ」と「恵みの雨」に笑顔を見せた。
 向こう1週間は前線や湿った空気の影響で雨が多くなる見込み。平年の梅雨明けは7月19日。

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