【MLB】大谷翔平、第4打席で技あり左前打! 今季4度目猛打賞で勝ち越し劇を演出

レッズ戦で猛打賞を記録したエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

本拠地レッズ戦で「3番・DH」で先発出場し、3の3に1盗塁

■エンゼルス – レッズ(日本時間27日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は26日(日本時間27日)、本拠地のレッズ戦で「3番・指名打者」で2試合連続スタメン出場。初回の第1打席で左前打を放つと、4回の第2打席で右中間二塁打。6回の第3打席で四球と二盗を決めると、8回の第4打席で左前打を放った。

 同点の8回無死二塁、3番手右腕イグレシアスから左前へ打ち返した。内角低めへのボール気味のフォーシームに対し、両足を引いて打つ技あり打撃だった。日本人初のサイクル安打を記録した13日の敵地・レイズ戦以来12試合ぶり今季4度目の猛打賞をマーク。同2死二、三塁のフレッチャーの勝ち越し打、ボーアの8号3ランを呼び込んだ。

 初回2死では先発右腕ロアークのカーブを左前へ。打球速度105マイル(約169キロ)のライナー性の打球で、今季初の代打安打をマークした23日の敵地・カージナルス戦から3試合連続安打を記録した。4回先頭では自己最速115マイル(約185.1キロ)の右中間二塁打を放ち、19日の敵地・ブルージェイズ戦以来6試合ぶり今季15度目のマルチ安打。6回1死では四球を選び、続くアップトンへの初球で二盗を決めた。6試合ぶり今季4個目の盗塁をマークしていた。

 試合前練習では昨年9月2日のアストロズ戦以来297日ぶりにブルペン入り。来季の二刀流復活へ、捕手を座らせて10球を投じるなど計44球を投げた。打撃練習では33スイングで4本の柵越えをマーク。米メディアから打者専念論が再燃していることについては、「それは1つの意見として光栄なことじゃないかなと。打撃の方を評価してもらえるのはいいことかなと思います」と話していた。

 25日の同カードで「3番・DH」で5試合ぶりに先発出場。第3打席で2試合連続安打となる左前打を放つと、第4打席では二塁走者が一気に生還する珍しい左犠飛。3打数1安打1打点。試合前まで打率.277、43安打、9本塁打、31打点、3盗塁だった。(Full-Count編集部)

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