「演劇集団キャラメルボックス」、関連会社2社も破産

 6月19日、「演劇集団キャラメルボックス」の運営母体である(株)ネビュラプロジェクト(TSR企業コード:292931123、中野区、加藤昌史社長)が東京地裁から破産開始決定を受けた。かつて所属していた有名俳優の名前も出て、ネット上で大きな話題になった。
 ところが、ネビュラプロジェクトの関連会社もまた同日、破産開始決定を受けていたことが東京商工リサーチの取材でわかった。
 ネビュラプロジェクトと同時に、東京地裁から破産開始決定を受けていたのは公演で使用する楽曲の著作権管理などを手がけるキャラメルボックスエンタテインメント(株)(TSR企業コード:294501363、中野区、加藤昌史社長)、劇団員のマネジメントを行う(株)ネヴァーランド・アーツ(TSR企業コード:294617353、中野区、同社長)の2社。
 負債は両社とも100万円に満たない。あくまでネビュラプロジェクトに依存し、一部門の色彩が強い経営だったとみられる。

(東京商工リサーチ発行「TSR情報全国版」2019年6月28日号掲載予定「SPOT情報」を再編集)

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