ようこそ米大統領 「仕方ないがぐったりです」渋滞、検問…厳戒の伊丹空港

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大統領専用機で降り立ったトランプ米大統領=27日午後6時56分、伊丹空港(撮影・辰巳直之)

 G20大阪サミットに出席するトランプ米大統領は27日午後7時前、専用機で伊丹空港に到着した。河野太郎外相らが出迎える中、タラップを下りると報道陣に軽く手を上げてみせ、専用車で空港を後にした。

 伊丹空港内では、兵庫県警をはじめ、全国から派遣された警察官の姿が至るところで見られ、朝から厳戒ムードに包まれた。南北ターミナルの入り口は各1カ所に制限され、利用客は搭乗券の提示や手荷物検査を求められた。阪神高速の通行止めでリムジンバスが運休になるなど、アクセスでも不便を強いられた。

 予定より早い専用機着陸により、伊丹空港発着の計37便に遅れが発生。福島発のアイベックスエアラインズ82便(乗客乗員34人)は行き先を小松空港(石川県)に変更して着陸後、再び伊丹空港に向かった。

 午後8時ごろ、到着ロビーで夫を待っていた尼崎市の女性(50)は、1時間以上の遅れに疲れた様子。渋滞に備えて早めにマイカーで自宅を出たが、空港周辺で激しい渋滞や検問に巻き込まれ、空港内に入るルートも普段とは違うため右往左往したという。

 夫は帰国の際、関西空港を避けて羽田経由で伊丹に着く便を選んだが、関空に大きな影響はなく選択は裏目に。「要人に万一のことがあってはいけないので仕方ないが、ぐったりです」と話した。(田中真治、竹本拓也)