TBS系で7月7日スタートの連続ドラマ「ノーサイド・ゲーム」（日曜午後9：00）の新たなキャストが発表され、渡辺裕之、松尾諭、佐伯大地、川田裕美、阿部純子の出演が決定した。
ドラマは池井戸潤氏の同名小説を原作に、大手自動車メーカー「トキワ自動車」の中堅社員・君嶋隼人（大泉洋）が左遷先の工場で、低迷するラグビー部・アストロズのゼネラルマネジャー（GM）を兼務するよう命じられ、再起をかけた戦いに挑むストーリー。池井戸氏原作のドラマ「半沢直樹」「陸王」「下町ロケット」などを手掛けた演出の福澤克雄氏、プロデューサーの伊與田英徳氏が、今作でもタッグを組んで制作する。
アストロズの最強の敵となるリーグ王者のサイクロンズの監督・津田三郎役を演じる渡辺は「池井戸小説ファンであるとともに、“福澤組”に憧れていた自分にとって今回の出演は、決まった時の興奮が未だやまないほどの喜びです。原作と台本を持ち歩き、読み返し、読み比べ、深く細かい役作りを心掛けて現場に臨んでいます。宿敵としての存在感を最適の位置で持ち得るすべてを注ぎ、演じる決意です」と並々ならぬ意気込みを明かす。
サイクロンズのGM・鍵原誠役の松尾は「池井戸先生の作品は、どれも体の底から熱くなり、胸がすくような気持ちの良いものですが、『ノーサイド・ゲーム』はさらに熱く、現場の熱量もさらに高いです。最後にはお茶の間の皆さまと燃え尽きることのできる作品になると思います」と意欲十分な様子。サイクロンズと日本代表のスタンドオフ・富野賢作役の佐伯も「憧れの日曜劇場、池井戸先生の作品に初めて参加できることをとてもうれしく思います。そして、日本でラグビーが注目されている今、富野という心（しん）の強さを持ったサイクロンズのエースを演じられることに喜びを感じると共に、身の引き締まる思いです。ラグビー選手に近づくよう、オーディションから数カ月練習を重ね、大きな体作りをしてきました。アストロズの最強の敵として、熱い戦いを届けられるよう精いっぱい演じます」と出演の喜びを語っている。
また、アストロズの監督・柴門琢磨（大谷亮平）の妻・シオリ役の川田は「いつも楽しみにしている『日曜劇場』に出演させていただき、大変うれしいです。現場では全員が一つになって作り上げる緊張感を感じ、私も物語にしっかり入れるよう心掛けました。放送が楽しみです」とアピール。「トキワ自動車」社員でアストロズの熱狂的ファン・藤島レナ役の阿部も「大泉洋さんをはじめ、すてきな出演者の皆さんとの共演は、とても心強く、私もこのチームの一員として期待に応えられるよう、一生懸命ついていこうと意気込んでいます。そして、池井戸潤さんの原作。グイグイ引き込まれてしまい、一気に読んでしまいました。私は原作にも登場する藤島レナ役で出演します。ラグビーチームを熱く応援する姿はひたむきで真っすぐ。そんなレナの明るさやエネルギーに勇気づけられながら演じていくぞと思っています」と訴えている。
