新開発の直列6気筒搭載。“M”のニューフェイス『BMW X3 M/X4 M』が登場

 BMWのスポーツ・アクティヴィティ・ビークル(SAV)の中核に位置するミドルサイズモデル、『X3』と、クーペスタイルの『X4』に、BMW M社がサーキット走行を想定し開発した新開発の直列6気筒Mツインパワー・ターボを搭載した『BMW X3 M(エックス・スリー・エム)/X4 M(エックス・フォー・エム)』が新登場。6月23日より受注が開始されている。

 ミドルクラスSAVで初の“M”を得たこの新型モデルは、その称号にふさわしく極限までアグレッシブかつスポーティなスタイルを採用。キドニー・グリルはMモデルを象徴するダブル・バーとなり、ミラー形状は空力性能を向上させるダブルリッジ・デザインに。

 さらにサイド・ギルにはMロゴを装備し、リヤには刺激的なサウンドを響かせる4本の直径100mmのブラック仕様テールパイプを備えたMスポーツ・エキゾースト・システムを備えている。

 この新たなMに搭載された心臓部は、2992ccの排気量を持つ新開発の直列6気筒Mツインパワー・ターボで、シリンダーヘッドのヘッドコア成形型には3Dプリント技術が初めて採用され、従来の金属加工技術では困難だった複雑な形状成形が可能となった。

 さらにエンジン自体の軽量化を実現するとともに、クーラントダクトを自由に配置することができるようになり、より効率的な温度管理が可能に。また、燃料をエンジンの燃焼室に吹き込む高圧フューエルインジェクションの噴出圧力を、従来の200barから350barに改良している。

 これによる燃焼効率の大幅改善や、従来からBMW Mモデルのエンジンに搭載されてきた圧力損失を最小限にするよう設計された吸気ダクトや、2基のターボチャージャーなどを組み合せることで、最高出力480PS/6250rpm、最大トルク600Nm/2600-5950rpmのアウトプットを実現した。

ドライブロジック付き8速オートマチック・トランスミッションやインテリジェント4輪駆動システム”BMW M xDrive”、アクティブMディファレンシャルを搭載
最新のADAS(安全機能・運転支援システム)となるドライビング・アシスト・プラスや、BMWコネクテッド・ドライブも標準装備。日本仕様は全車右ハンドルとなる
Mマルチファンクション・シートを標準装備し、サーキット走行に相応しい、しっかりとしたホールド感を備えながら、ヘッドレストにイルミネーション付きのMエンブレムが施される

 このSAVとしては驚異的なエンジン・パフォーマンスにより、0-100km/h加速は4.1秒を記録する俊足を手にし、それを支えるダイナミクス面でも、ドライブロジック付き8速オートマチック・トランスミッションやインテリジェント4輪駆動システム“BMW M xDrive”、アクティブMディファレンシャルを搭載することで、サーキットでのアグレッシブな走行から一般道における安定した走行を可能としている。

 またこのニューフェイス登場に合わせて、最高出力を30PS向上させ510PSとしたCompetitionモデルも設定。よりストイックなサーキット性能を備えたモデルとなり、その性能を視覚的にもアピールすべく、キドニー・グリルやテール・パイプ、ミラー・キャップ、サイド・ギル、ホイールにブラックを採用。

 室内空間ではMマルチファンクション・シートを標準装備し、サーキット走行に相応しい、しっかりとしたホールド感を備えながら、ヘッドレストにイルミネーション付きのMエンブレムが施されるなど、デザイン性と機能性を併せ持った空間となっている。

 そのほか、最新のADAS(安全機能・運転支援システム)となるドライビング・アシスト・プラスや、BMWコネクテッド・ドライブも標準装備し、価格は1292万~1425万円となっている。

ヘッドコア成形型には3Dプリント技術が初めて採用され、従来の金属加工技術では困難だった複雑な形状成形が可能に
高圧フューエルインジェクションの噴出圧力を、従来の200barから350barに改良し、480PS/600Nmを達成
新開発の直列6気筒Mツインパワー・ターボの最高出力を30PS引き上げたCompetitionモデルも設定した

BMW カスタマー・インタラクション・センター:フリーダイヤル:0120-269-437
BMW インターネット・ウェブサイト:http://www.bmw.co.jp

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