再離脱のヤンキース・スタントン 戦列復帰は8月の見込み

日本時間6月26日のブルージェイズ戦で走塁時に右膝を痛めたジャンカルロ・スタントンについて、ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMはスタントンの戦列復帰が8月になる可能性が高いことを明らかにした。開幕直後に左上腕二頭筋を痛めて戦列を離れ、2ヶ月半ぶりに復帰したばかりのスタントンだったが、またしても長期離脱を強いられることになった。

日本時間6月26日のブルージェイズ戦を負傷交代したスタントンについて、キャッシュマンは「(復帰は)8月を見込んでいる、と言ったほうが安全だろうね」とコメント。「7月に復帰できる可能性がないと言いたいわけではないけど、無理をしないという点を考慮すると、8月が適切な時期だと思う。予定が早まるのであれば、それに越したことはないけどね」とスタントンの今後について説明した。

開幕3試合目を終えた時点で戦列を離れたスタントンは、戦列復帰前に3試合、戦列復帰後に6試合、今季はまだわずか9試合にしか出場していない。戦列復帰後は今季初本塁打を放つなど、打率.304(23打数7安打)、1二塁打、1本塁打、7打点とチームに貢献していただけに、大砲の再離脱はチームにとって小さくないダメージとなりそうだ。

なお、ヤンキースは故障者リスト入りしたスタントンに代わってAAA級からマイク・トックマンを昇格させた。キャッシュマンはトックマンを選んだ理由として、「トックマンが外野の3ポジションを守れる点がクリント・フレイジャーを上回った」と説明している。

また、ヤンキースはロンドンでのレッドソックス2連戦が控えており、ロンドンでのシリーズではロースター枠が26人に拡大される。26人目の選手としてサイロ・エストラーダが昇格する予定であり、また、緊急時のスタンバイ要員としてカイル・ヒガシオカとチャンス・アダムスもチームに帯同する予定だ。キャッシュマンはロースター決定のプロセスについて「簡単な決断ではなかったよ」と話していた。

© MLB Advanced Media, LP.