28日にコパ・アメリカ決勝トーナメントが開催し、開催国ブラジルがパラグアイとの一戦を迎えた。
2勝1分けでグループステージ突破を果たしたブラジルは、カゼミロが累積警告で出場停止、さらにリシャルリソンが体調不良でベンチ外と複数の選手を欠いてパラグアイ戦に臨んだ。直近の試合で5得点を挙げたブラジルは、右にガブリエル・ジェズス、左にエベルトンといったアタッカーを並べ、中央に積極的に進入していきチャンスを創出。ボールを支配し、何度もゴールを脅かすものの、グループBを3位で通過したパラグアイの懸命な守備に得点を奪えず、スコアレスで試合を折り返す。
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後半に入ってもブラジル優位でゲームが進んでいくと、50分を過ぎたところでビッグチャンスが訪れる。フィリッペ・コウチーニョがペナルティーアーク内までドリブルで持ち運ぶと、パラグアイのファビアン・バルブエナが危険なタックルを犯して一発退場に。残り30分以上で数的優位となったブラジルが、畳み掛けるように攻撃を仕掛けるも、守備に徹したパラグアイの牙城を最後まで崩せず。90分が終了し今大会初のPK戦に突入した。
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不安や期待が入り混じったPK戦で、試合中ほとんど仕事のなかったブラジルのGKアリソンが魅せる。先攻パラグアイの一人目となったグスタボ・ゴメスのシュートを横っ飛びでファインセーブ。その後は互いに一人ずつ外す中、ブラジル5人目のジェズスが右足でネットを揺らし、PKスコア4-3でブラジルがベスト4進出を決めた。
