【やまぐち深発見紀行】 No.148「吉敷・住民の手で四季折々の風景 吉敷畑」

▲4~5月
▲6月

現在、田植えが終わり、棚田の水面に空を映し出す吉敷畑地区。地域住民の環境保全への取り組みが様々に評価されている。 

 

 山口市吉敷畑地区は、山口バイパスから美祢市へ至る国道435号線沿いにあり、市街地からは車で約10分の集落だ。西鳳翩山の山麓傾斜地に沿って100枚以上の棚田が築かれた景観は、2010年に県から「やまぐちの棚田20選」にも選ばれている。

 地域住民が協力して「吉敷畑集落」や「吉敷畑みどりを守る会」などを結成し、2015年から棚田のり面にシバザクラを植栽するなど農村環境の美化に尽力。2018年には農業への取り組みが評価され、中国四国農政局長表彰で優秀賞を受賞した。

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