ルアー釣り 奄美で11キロGT

 Tetrapots店長兼デザイナーの高木里菜さんは、ルアー釣りを中心にいろいろな釣りを楽しむ女性アングラー。沖縄本島でGTを狙って5回挑戦したが、チャンスに恵まれなかった。

 友人の女性アングラーからの誘いで奄美大島のビッグディッパーが企画した3泊4日、女性だけのGT遠征に参加した。17日午後、出船し、最初のポイントでルアーを投げていると、すぐにGTがチェイスしているのを発見。参加者たちがそこに目がけてルアーを投げ込むがヒットしない。高木さんもそこに向かって6、7投した時、水しぶきを上げて高木さんのルグランタンゴ210というルアーにヒットした。次の瞬間、高木さんの竿(さお)にはこれまで経験したことがない重さが加わった。

 針をしっかりと食い込ませるために全身の力を振り絞ってアワセを数回入れてからファイト開始。小柄な高木さんは、何度か海中に引き込まれそうな引きに耐えて、リールを巻いた。船もサポートしてくれて、数分後にネットに収まったのは憧れのGT。11キロとサイズ的には大きくなかったが、うれしい初GTとなった。

 大きく見えるように船のスタッフが撮影した後、リリースした。参加者全員が次のヒットを期待したが、今回の遠征で釣れたGTは最初に釣ったこの1匹に終わった。

 (おきなわ釣王国社・仲栄真修)

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